江戸の俳聖・松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅を始めるのは旧暦の3月27日。今の暦でいくと5月16日だ。
この時期になると、「千住といふ所にて船を上がれば……」という「千住」が隅田川の足立区側(北千住)か荒川区側(南千住)かで論争となる。
ところで、荒川区がこの3月に「俳句のまち」を宣言、JR南千住駅西口に芭蕉像を作り、ゆかりの地を案内する標識を設けた。除幕式が3月4日(水)なので、この新聞が出る頃にはもう芭蕉像が南千住駅前に立っているはずだ。
さて、さて、「本家」のわが足立区には、芭蕉が上陸したとされる千住大橋そばの大橋公園に「矢立初の碑」、おくのほそ道の大行程図があり、近くの足立市場入口には立派な芭蕉像が立っている(7面参照)。
どちらの区も芭蕉を「観光の目玉」にしたいのは当然のこと。北か南かの「証拠」がない以上、目くじらを立てずに「にぎやかし」にするのが大人の態度なのかなあ。(編集長)
この時期になると、「千住といふ所にて船を上がれば……」という「千住」が隅田川の足立区側(北千住)か荒川区側(南千住)かで論争となる。
ところで、荒川区がこの3月に「俳句のまち」を宣言、JR南千住駅西口に芭蕉像を作り、ゆかりの地を案内する標識を設けた。除幕式が3月4日(水)なので、この新聞が出る頃にはもう芭蕉像が南千住駅前に立っているはずだ。
さて、さて、「本家」のわが足立区には、芭蕉が上陸したとされる千住大橋そばの大橋公園に「矢立初の碑」、おくのほそ道の大行程図があり、近くの足立市場入口には立派な芭蕉像が立っている(7面参照)。
どちらの区も芭蕉を「観光の目玉」にしたいのは当然のこと。北か南かの「証拠」がない以上、目くじらを立てずに「にぎやかし」にするのが大人の態度なのかなあ。(編集長)