足立朝日

足立区の農産物で食育を

掲載:2006年8月5日号
◆◇足立区の農産物で食育を
枝豆、じゃが芋の販売大盛況

 地場農産物を通じた食育フェア(足立区、区農業委員会主催)が7月12日、区役所アトリウムで開かれた。
  足立区の農産物は、枝豆が都内1位、小松菜が3位の出荷量(平成16年)を誇るほか、トマト、ネギなどの野菜、ムラメ、アサツキなどのつまもの、花卉(き)も盛んで、特に夏菊は毎年コンクールで受賞するほ保育園児たちが見学に訪れた  どの高品質。これら現物の展示、パネル紹介と合わせて、安全性やカロリーなど食への関心を高めてもらおうと、各コーナー工夫が凝らされた。区内生産の野菜の苗を見て名前を当てるクイズでは、台所のベテランたちも大苦戦。見学に訪れた中央本町保育園(田口律子園長)の5歳児たちは、園でも野菜を育てているため興味津々だった。
 販売も大盛況。ジャガイモは農研親栄会(新井宏治代表)が管理する古千谷体験学習農園産で、1袋100円詰め放題。人気の枝豆は、同園産と区農業委員会・石鍋一郎会長が無償提供した650株が30分で完売した。石鍋会長は「こんなの初めて。いい催しになった」と驚きの手ごたえを笑顔で話した。