女性と若い人が活躍する組織へ
「この大切な時期に会長となり、重責を感じます」――。開口一番、この言葉を発すると、それまでの柔和な表情が一瞬引き締まった。
これまで会長を務めてきた中村猛夫さんが今期引退を表明したため、6月16日(火)に開かれた理事会において満場一致で新会長に選出された。その後の近藤区長への表敬では、「2020東京オリンピック・パラリンピックに向かい、色々大変だと思いますが、どうぞよろしく」と言われ、身が引き締まったという。
足立区体育協会は、昭和23年(1948年)に、野球、陸上、柔道、卓球、ソフトテニス、バレーボー
ルの6団体で発足。それが今や37団体、3万人の大所帯になった。しかも、4年前には区民へのより広いスポーツ振興を目指す公益財団になった。その舵取りは大変だ。
今後の抱負として①役員構成でも男性と女性のバランスをとり、女性の声を反映させたい②若い人を起用して、組織の若返りを図り、シニアの経験に加えて新しい風を吹き込みたい③地域を中心にしたスポーツ推進委員会(ヨコ糸)と体育協会(タテ糸)をうまくつなげたい――の3点を強調。
そうした中で迎える2020年には「競技だけでなく、足立区の子どもたちがあらゆる場に参加し、一生の思い出になるようになれればいいですね」とキッパリ。
中田さんは、栃木県栃木市生まれ。県立栃木高校から青山学院大学へ進み、卒業後カネボウに入社。その後流通関係数社に勤務したが、現在は仕事から離れ、悠々自適の毎日。長男(43)、次男(40)も独立、今は奥さんと二人だけ。「4人の孫はみんな女の子。まだ小さくて、かわいいんですよ。私の活力の源です」と相好を崩した。
中田さんは、現在足立区テニス協会の会長(東京都23区テニス協会会長)だ。テニス暦約半世紀。95人を擁する区内最大の地域のテニスクラブ「昭和テニスクラブ」を引っ張り、土、日は白球を追う。鍛えられた足、肉体がその行動力を支える。
区観光交流協会国際交流委員長も務め、さらに多忙な毎日が続く。
写真/「誰でも参加できるスポーツを広げたい」と話す中田さん=区役所別館会議室で
「この大切な時期に会長となり、重責を感じます」――。開口一番、この言葉を発すると、それまでの柔和な表情が一瞬引き締まった。

足立区体育協会は、昭和23年(1948年)に、野球、陸上、柔道、卓球、ソフトテニス、バレーボー
ルの6団体で発足。それが今や37団体、3万人の大所帯になった。しかも、4年前には区民へのより広いスポーツ振興を目指す公益財団になった。その舵取りは大変だ。
今後の抱負として①役員構成でも男性と女性のバランスをとり、女性の声を反映させたい②若い人を起用して、組織の若返りを図り、シニアの経験に加えて新しい風を吹き込みたい③地域を中心にしたスポーツ推進委員会(ヨコ糸)と体育協会(タテ糸)をうまくつなげたい――の3点を強調。
そうした中で迎える2020年には「競技だけでなく、足立区の子どもたちがあらゆる場に参加し、一生の思い出になるようになれればいいですね」とキッパリ。
中田さんは、栃木県栃木市生まれ。県立栃木高校から青山学院大学へ進み、卒業後カネボウに入社。その後流通関係数社に勤務したが、現在は仕事から離れ、悠々自適の毎日。長男(43)、次男(40)も独立、今は奥さんと二人だけ。「4人の孫はみんな女の子。まだ小さくて、かわいいんですよ。私の活力の源です」と相好を崩した。
中田さんは、現在足立区テニス協会の会長(東京都23区テニス協会会長)だ。テニス暦約半世紀。95人を擁する区内最大の地域のテニスクラブ「昭和テニスクラブ」を引っ張り、土、日は白球を追う。鍛えられた足、肉体がその行動力を支える。
区観光交流協会国際交流委員長も務め、さらに多忙な毎日が続く。
写真/「誰でも参加できるスポーツを広げたい」と話す中田さん=区役所別館会議室で