足立朝日

はるかぜミニ旅行

掲載:2006年8月20日号


 コミュニティバス「はるかぜ」の第8弾、北千住西口~小台・宮城循環が7月2日開業した。これまで公共の足がほとんどなく、行き来のしにくかった地域を約30分で結ぶ。運行は1時間に2本。北千住から小さなバスの旅に出た。乗車料金は大人200円。子ども100円、シルバーパス可。

橋と川
 荒川と隅田川に挟まれた小台・宮城は、いくつもの橋と高速道路に囲まれた独特の景観を持っている。「小台東」~「小台土手上」間では、荒川にかかる扇大橋と、その上に架けられた日暮里・舎人線(来年開業予定)の壮観な2段橋が見られる。



みやぎ水再生センター
 「みやぎ水再生センター前」下車。そこは東京都下水道局の広大な施設で、生活廃水や工場排水を浄化し、川や海に戻す役割を担っている。区内では中川にもある。ここでは北区の大部分と足立、板橋、豊島区の一部を処理し、隅田川に放流している。家族で夏休みに見学してみては。平日午前9時~午後4時半。要予約。宮城2‐1‐14。℡3919・7001。

宮城ファミリー公園
 水再生センターの屋上に作られている。グランドゴルフ、ゲートボールなどができる多目的広場、インラインスケート、スケートボードができるアクティブスポーツ広場がある。3on3のバスケットゴールもあり、近くに住む足立新田高校のバスケ部員が、シュート練習に訪れていた。 
  開園時間 午前9時~。閉園時間は、季節ごとに変わる。8月末までは6時閉園。

宮城ゆうゆう公園
 「宮城二丁目」からすぐ。公園内の小高い丘から、左右に荒川と隅田川の川面が見える。さわやかな川風が気持ちいいからか、夕方近くなるとウォーキング、ジョギング、サイクリングを楽しむ人や、ベンチに座る若いカップルの姿が多い。
 丘の上にある円筒型の洒落たレンガの建物は、トイレ兼展望台。上からは、川と、その向こうで交差する高速道路、といった自然と人造物による大パノラマが一望できる。芝生からニョッキリ立っているのは、風力発電装置「ゆうゆう風車」。