足立朝日

荒川周辺の魅力を満載 「扇大橋お散歩マップ」完成 あらかわ学会

掲載:2015年10月5日号
 NPO法人あらかわ学会(小松原時夫理事長)による「扇大橋お散歩マップ」が完成した。
 同学会は1996年に創設され、2003年にNPO法人化。荒川に関する調査、研究、情報交換などを目的に活動している。現在会員は研究者、国交省、自治体職員を含む約80人で、荒川に関心のある人なら誰でも入会できる。
 「扇大橋マップ」は日暮里・舎人ライナーの扇大橋駅と足立小台駅ができて、荒川河川敷にアクセスしやすくなったことから、周辺の魅力を紹介し、「外部から来やすくなったことをアピール」しようと企画された。
 4回の学習会とシンポジウムで様々な意見を反映させ、公益信託あだちまちづくりトラストの助成を受けて5000部が作成された。
 A5サイズ16ページ分あり、開くと扇大橋~西新井橋周辺の地図に加え、荒川放水路の歴史、防災、五色と新しい花見スポット、「足立姫伝説」や寺町など幅広く網羅されている。
 8月31日(月)、小松原理事長と三井元子副理事長が区役所を訪れ、区長に贈呈。小松原理事長は「本木ワンドなど、楽しめる場所もできたので、活用して欲しい」、三井副理事長は「今の桜が育てば、いずれ花見の名所になるとの願いをこめた」と思いを語った。
 マップは地域の小中学校のほか、都市農業公園、荒川ビジターセンター、観光交流課のカウンターなどで配布する。

写真上/区長に贈呈した小松原理事長と三井副理事長