足立朝日

商店街にシャッターアート出現

掲載:2006年9月5日号
◆◇商店街にシャッターアート出現
 北千住駅周辺の商店街に、最近素晴らしい絵画が出現している。花、歌川広重の「日光道中」、商店街のキャラクターわんさ君など、広大なキャンパスに伸びやかに描かれた色鮮やかな迫力に、思わず見入ってしまう。
 ただこのギャラリーが出現するのは、朝晩と休業日のみ。お店のシャッターに描かれているからだ。区が文化産業・芸術都市の実現を目指して今年度立ち上げた「花と芸術のまち推進事業」の一環で、西口再開発完成などにより区内外から注目を集める北千住を、活性化しようというもの。
  画家は足立高校美術部、同OB、潤徳女子高校、日大芸術学部、小野田絵画教室の総勢40人以上。高校生は夏休みを、OB他は夜間を利用し、5商店街別に担当。テーマに沿ってデザインを考え、シャッターの凹凸に苦戦しながら仕上げてきた。
  西口美観商店街を担当した足立高校美術部OBの四ツ井梢さん、清水絢子さん、寺島弘亮さんが作業をしていると、通行人が不思議そうに声をかけてくることも度々。
  アートの製作は現在も進行中。最終的には30店舗が予定されている。


生徒たちが描いた日光道中