◆◇歴史ミステリーに挑む
「新撰組五兵衛新田始末」発行
新撰組の近藤勇、土方歳三たちが、五兵衛新田(現在の綾瀬、西綾瀬)の金子佐内宅に滞在したという資料が見つかったのは昭和50年。鳥羽・伏見での敗戦から流山に移動するさ中、なぜ19日間も逗留していたのか。金子家近くにある「うな万」店主で「綾瀬新撰組研究会」の代表・増田光明さんが、その謎に挑み解明する本を発行した。
資料発見前から、明治生まれの故金子千代さんが「近藤勇がうちに来た」と話していたという。近藤が石段で子どもに本を発行した増田光明さん 菓子をあげた、土方が釣りをしていた、などリアルなエピソードの数々。歴史が大好きな増田さんは、昨年1月、大河ドラマ・新撰組の終了を期に、古文書を調べ直した。
「信念で戦っていた人間が、ただ居ただけのはずがない」と、資料にある滞在中の購入品リストを徹底検証。連日、大量購入された木炭、人足への破格の賃料などから、戦いに必要なあるものを作っていたのでは、との結論に達した。「この本はある意味、エンターテインメント。謎解きですから」と増田さん。歴史ミステリーの面白さを感じてみよう。
『新撰組五兵衛新田始末』崙書房出版・ふるさと文庫、780円(税別)。
●綾瀬新撰組まつり
10月9日(祝)、午後1時~2時半=綾瀬駅西口から屯所巡り(ゲストは天然理心流9代目宗家・宮川氏)、午後3時=江戸一万来館で大講演会(講師・研究家あさくらゆう氏)、終了後富くじ抽選会と懇親会。主催=綾瀬四丁目仲通り商友会、連絡先陛3620・6183綾瀬新撰組研究会
「新撰組五兵衛新田始末」発行

資料発見前から、明治生まれの故金子千代さんが「近藤勇がうちに来た」と話していたという。近藤が石段で子どもに本を発行した増田光明さん 菓子をあげた、土方が釣りをしていた、などリアルなエピソードの数々。歴史が大好きな増田さんは、昨年1月、大河ドラマ・新撰組の終了を期に、古文書を調べ直した。
「信念で戦っていた人間が、ただ居ただけのはずがない」と、資料にある滞在中の購入品リストを徹底検証。連日、大量購入された木炭、人足への破格の賃料などから、戦いに必要なあるものを作っていたのでは、との結論に達した。「この本はある意味、エンターテインメント。謎解きですから」と増田さん。歴史ミステリーの面白さを感じてみよう。
『新撰組五兵衛新田始末』崙書房出版・ふるさと文庫、780円(税別)。
●綾瀬新撰組まつり
10月9日(祝)、午後1時~2時半=綾瀬駅西口から屯所巡り(ゲストは天然理心流9代目宗家・宮川氏)、午後3時=江戸一万来館で大講演会(講師・研究家あさくらゆう氏)、終了後富くじ抽選会と懇親会。主催=綾瀬四丁目仲通り商友会、連絡先陛3620・6183綾瀬新撰組研究会