さあ、夢の甲子園目指して「暑い夏」の始まりだ歩 朝日新聞社と東京都高校野球連盟が主催する第98回全国高校野球選手権東京大会が、7月2日(土)から始まった。足立区内からは、今年も8校が参加。初戦校、日程、球場も決まった。出場各校の横顔を紹介する(掲載は順不同)。

◆今年こそはベスト8以上を
都立足立新田高校/新田2‐10‐16、TEL3914・4211【部員】83人(3年27人、2年25人、1年23人、マネージャー8人)【監督】小野将幸(34)【キャプテン】中野隼人(3年・捕手)
今年はメンバーのうち3人が2年生。練習試合を中心に、徹底してボールを捕る&打つという基本と基礎トレーニングを積んできた。小野監督いわく「今年は総合力。ここ数年の中では高い」。秋春は自分たちの力を出せずに敗退したこともあり、メンタル面が課題だ。
エースの佐藤暖弥くん(3年)は、4月に背番号1を背負ったばかり。主将の中野くんは「コントロール重視。コースの投げ分けができるので、頼りになる」と信頼する。
チーム全体としては、守備でリズムを作って、切れ目ない打線による得点を目指す。今年の夏こそは「2つ上の先輩がベスト16だったので、絶対に入る。ベスト8以上が目標」と中野主将の声に気合いがみなぎる。主将、捕手として、チームを導き勝利を目指す。
◆粘り強く接戦から勝ち取る
足立学園/千住旭町40‐24、TEL3888・5331【部員】52人(3年24人、2年12人、1年16人)【監督】鈴木龍(38)【キャプテン】本田凌介(3年・投手)
今年は3年が多く、去年の夏の経験者が多い。そこから養ってきた力を、練習試合を積極的にこなす中で伸ばしてきた。
エースは左投げの杉本将司くん(2年)。秋の大会でもチームをリードし勝ち上がるなど、先輩の期待も大きい。
主将の本田くんは。負傷による半年以上のブランクを経て、5月に復帰したばかり。出場は未定だが、まじめでしっかりした人柄で、ベンチから仲間たちをまとめている。
「一人ひとりの仲が良くて雰囲気がいい。盛り上がるところで全員が盛り上がれるチーム」と主将。スター選手がいない分、一丸となって粘り強く接戦に持ち込み競り勝つ。まずは二松学舎を倒すのが目標だ。
主将は桜堤中出身とあって、地元の応援はなおさら心強い。「最近、夏の大会はいい成績を出せていないので、期待にこたえられるようにしたい」
◆勝ち上がって、昨年のリベンジを!
都立淵江高校/東保木間2-10-1、TEL3885・6971【部員】29人(3年4人、2年9人、1年12人、マネージャー4人)【監督】茶川剛史(32)【キャプテン】三塚航輝(3年、二塁手)
昨年は雪谷に2対12で敗れベスト32で大会を終えた淵江高校。今年はチーム力を発揮して勝ちをつかみ取る。
チームの核となるのは4人の3年生。三塚主将のほか、4番打者の飯塚智也くん(3年、外野手)、守備の要のキャッチャーを務める野村玲央くん(3年、捕手)、ベンチではあるが努力家の塚野光城くん(3年、外野手)。「練習などでも、塚野が頑張っているんだから俺たちも頑張らないと」という雰囲気が3年生にあると茶川監督。
彼らの目標は、まずは初戦に全力を尽くすことだが、運命か宿命か2回勝つと昨年の大会で敗れた雪谷と戦う可能性がある。「何とか勝ち上がって昨年のリベンジを果たしたい」と心の中で誓いながら初戦へ挑む。
◆4試合勝って、関東一への挑戦権を!
都立足立西高校/江北5-7-1、TEL3898・7020【部員】20人(3年8人、2年5人、1年7人)【監督】齋藤司(53)【キャプテン】池田亮太(3年、遊撃手)
初戦は、昨年の大会でベスト4の篠崎が相手だが、足立西の池田主将は「他のチームに負けない練習量をしてきたので自信はある」と力強く話す。
チームは攻守にそれぞれ大黒柱がいる。守備は、右投げのエース秦山優唯斗くん(3年、投手)。攻撃は、長打力の持ち主で四番打者の岩見雄大くん(3年、外野手)。この2人をチーム全体が支える。
まずは初戦だが、2回戦目以降も組合せは悪くない。チーム全員が実力を出せば5回戦目で第一シードの関東一への挑戦権を得るのも夢じゃない。
◆総力戦で1勝を目指す
都立荒川商業高校/小台2-1-31、TEL3912・9251【部員】18人(3年5人、2年5人、1年7人、マネージャー1人)【監督】石川和也(53)【コーチ】大野豊司【キャプテン】山地湧大(3年・二塁手、抑え投手)
「やぼったい。謙虚で純粋」。監督は今年の3年を、愛情を込めてそう評する。入部時は上手い選手はいなかったが、見違えるほどに成長した。卑屈にならず地道に真っ直ぐ努力してきた成果だ。「負けていても、いけるんじゃないかと思わせてくれる」
熱い監督の思いを、選手たちもしっかりと受け止めている。駒形直行くん(3年・左翼手)もその一人。厳しい指導に泣いたこともあったが、「監督が怒ったのは自分のため。1回戦、絶対勝ちたい」とたくましい。
「守備でリズムを作っていくのが強みのチーム」と話すのは主将の山地くん。4番を背負い重圧も大きいが「自分が打てていると点数に繋がる。打って勝ちたい。勝って監督を喜ばせたい」と強い決意で臨む。
◆先輩の想いを背負い、まずは1勝!
都立足立工業高校/西新井4-30-1、TEL3899・1196【部員】16人(3年4人、2年6人、1年6人)【監督】松橋剛(44)【キャプテン】西原直人(3年、一塁手)
「昨年は1勝も挙げられず、悔しい想いをした先輩のためにも勝つ試合を見せたい」と話すのは、元気いっぱいのプレーでチームを引っ張る西原主将。
今年は主将を含む4人の3年生が攻守を牽引。1番打者で切り込み隊長の大澗良平くん(3年、遊撃手)と鉄壁の二遊間を組む梅本優希くん(3年、二塁手)、バッティングセンス抜群の3番打者の大塚健吾くん(3年、外野手)たちだ。さらに、2年生には全国でも常連の軟式野球チーム「ブラックキラーズ」で活躍した野口優人くん(2年、投手)と吉田一輝くん(2年、捕手)の通称ブラキラコンビのバッテリーがこの1年で大きく成長。
とりあえず目標は1勝。勝って波にのっていきたい。
◆とにかく初戦突破
都立青井高校/青井1‐7‐35、TEL3848・2781【部員】10人(3年6人、2年2人、1年1人、マネージャー1人)【監督】樋口陽彦(26)【キャプテン】佐藤圭悟(3年、遊撃手)
一昨年、昨年と1回戦で敗退したが、「今年こそ!」とチームを引っ張るのが、初任で同校に赴任した樋口監督。名門・福岡の八女高校野球部(捕手)出身。90人の部員の一員から何と9人の部員を率いる監督へ。「一人一人の練習に力を入れられる分、目に見えてレベルアップしている」と言う。
コントロールが良くクセ球もあって打たせてとるタイプの和田裕介投手(2年)が投げ、足がある1番の佐藤主将が打ち、4番の平田正人くん(3年、外野手)がからめば面白い展開になりそう。「1、2点差で接戦をものにしたい」と樋口監督。
◆5校合同チームの要で戦う!
都立足立東高校/大谷田2‐3‐5、TEL3620・5991【部員】13人(3年5人、2年2人、1年4人、マネージャー2人)【監督】牛窪大季(31)【キャプテン】八木豊(3年、投手&野手)
昨年3人だった部員が、この4月に続々と入部して11人になった。単独出場もできたが、仮入部が何人かいたため、今年も、都立桐ケ丘高(北)、同農産高(葛飾)、東京学園(目黒)、都立三宅高の4校との連合チームになった。
今年から同校に赴任した牛窪監督は連合チームの助監督。「初戦は、強豪の成立学園になったが、継投で何とか頑張りたい」。八木主将は「1人が打てば続くチーム。ウチがムードメーカーになってリズムを作りたい」。控えの投手・浜川隆也くん(3年)や強肩の捕手・田澤優二くん(3年)らも奮闘を誓う。

◆今年こそはベスト8以上を都立足立新田高校/新田2‐10‐16、TEL3914・4211【部員】83人(3年27人、2年25人、1年23人、マネージャー8人)【監督】小野将幸(34)【キャプテン】中野隼人(3年・捕手)
今年はメンバーのうち3人が2年生。練習試合を中心に、徹底してボールを捕る&打つという基本と基礎トレーニングを積んできた。小野監督いわく「今年は総合力。ここ数年の中では高い」。秋春は自分たちの力を出せずに敗退したこともあり、メンタル面が課題だ。
エースの佐藤暖弥くん(3年)は、4月に背番号1を背負ったばかり。主将の中野くんは「コントロール重視。コースの投げ分けができるので、頼りになる」と信頼する。
チーム全体としては、守備でリズムを作って、切れ目ない打線による得点を目指す。今年の夏こそは「2つ上の先輩がベスト16だったので、絶対に入る。ベスト8以上が目標」と中野主将の声に気合いがみなぎる。主将、捕手として、チームを導き勝利を目指す。
◆粘り強く接戦から勝ち取る足立学園/千住旭町40‐24、TEL3888・5331【部員】52人(3年24人、2年12人、1年16人)【監督】鈴木龍(38)【キャプテン】本田凌介(3年・投手)
今年は3年が多く、去年の夏の経験者が多い。そこから養ってきた力を、練習試合を積極的にこなす中で伸ばしてきた。
エースは左投げの杉本将司くん(2年)。秋の大会でもチームをリードし勝ち上がるなど、先輩の期待も大きい。
主将の本田くんは。負傷による半年以上のブランクを経て、5月に復帰したばかり。出場は未定だが、まじめでしっかりした人柄で、ベンチから仲間たちをまとめている。
「一人ひとりの仲が良くて雰囲気がいい。盛り上がるところで全員が盛り上がれるチーム」と主将。スター選手がいない分、一丸となって粘り強く接戦に持ち込み競り勝つ。まずは二松学舎を倒すのが目標だ。
主将は桜堤中出身とあって、地元の応援はなおさら心強い。「最近、夏の大会はいい成績を出せていないので、期待にこたえられるようにしたい」
◆勝ち上がって、昨年のリベンジを!都立淵江高校/東保木間2-10-1、TEL3885・6971【部員】29人(3年4人、2年9人、1年12人、マネージャー4人)【監督】茶川剛史(32)【キャプテン】三塚航輝(3年、二塁手)
昨年は雪谷に2対12で敗れベスト32で大会を終えた淵江高校。今年はチーム力を発揮して勝ちをつかみ取る。
チームの核となるのは4人の3年生。三塚主将のほか、4番打者の飯塚智也くん(3年、外野手)、守備の要のキャッチャーを務める野村玲央くん(3年、捕手)、ベンチではあるが努力家の塚野光城くん(3年、外野手)。「練習などでも、塚野が頑張っているんだから俺たちも頑張らないと」という雰囲気が3年生にあると茶川監督。
彼らの目標は、まずは初戦に全力を尽くすことだが、運命か宿命か2回勝つと昨年の大会で敗れた雪谷と戦う可能性がある。「何とか勝ち上がって昨年のリベンジを果たしたい」と心の中で誓いながら初戦へ挑む。
◆4試合勝って、関東一への挑戦権を!都立足立西高校/江北5-7-1、TEL3898・7020【部員】20人(3年8人、2年5人、1年7人)【監督】齋藤司(53)【キャプテン】池田亮太(3年、遊撃手)
初戦は、昨年の大会でベスト4の篠崎が相手だが、足立西の池田主将は「他のチームに負けない練習量をしてきたので自信はある」と力強く話す。
チームは攻守にそれぞれ大黒柱がいる。守備は、右投げのエース秦山優唯斗くん(3年、投手)。攻撃は、長打力の持ち主で四番打者の岩見雄大くん(3年、外野手)。この2人をチーム全体が支える。
まずは初戦だが、2回戦目以降も組合せは悪くない。チーム全員が実力を出せば5回戦目で第一シードの関東一への挑戦権を得るのも夢じゃない。
◆総力戦で1勝を目指す都立荒川商業高校/小台2-1-31、TEL3912・9251【部員】18人(3年5人、2年5人、1年7人、マネージャー1人)【監督】石川和也(53)【コーチ】大野豊司【キャプテン】山地湧大(3年・二塁手、抑え投手)
「やぼったい。謙虚で純粋」。監督は今年の3年を、愛情を込めてそう評する。入部時は上手い選手はいなかったが、見違えるほどに成長した。卑屈にならず地道に真っ直ぐ努力してきた成果だ。「負けていても、いけるんじゃないかと思わせてくれる」
熱い監督の思いを、選手たちもしっかりと受け止めている。駒形直行くん(3年・左翼手)もその一人。厳しい指導に泣いたこともあったが、「監督が怒ったのは自分のため。1回戦、絶対勝ちたい」とたくましい。
「守備でリズムを作っていくのが強みのチーム」と話すのは主将の山地くん。4番を背負い重圧も大きいが「自分が打てていると点数に繋がる。打って勝ちたい。勝って監督を喜ばせたい」と強い決意で臨む。
◆先輩の想いを背負い、まずは1勝!都立足立工業高校/西新井4-30-1、TEL3899・1196【部員】16人(3年4人、2年6人、1年6人)【監督】松橋剛(44)【キャプテン】西原直人(3年、一塁手)
「昨年は1勝も挙げられず、悔しい想いをした先輩のためにも勝つ試合を見せたい」と話すのは、元気いっぱいのプレーでチームを引っ張る西原主将。
今年は主将を含む4人の3年生が攻守を牽引。1番打者で切り込み隊長の大澗良平くん(3年、遊撃手)と鉄壁の二遊間を組む梅本優希くん(3年、二塁手)、バッティングセンス抜群の3番打者の大塚健吾くん(3年、外野手)たちだ。さらに、2年生には全国でも常連の軟式野球チーム「ブラックキラーズ」で活躍した野口優人くん(2年、投手)と吉田一輝くん(2年、捕手)の通称ブラキラコンビのバッテリーがこの1年で大きく成長。
とりあえず目標は1勝。勝って波にのっていきたい。
◆とにかく初戦突破都立青井高校/青井1‐7‐35、TEL3848・2781【部員】10人(3年6人、2年2人、1年1人、マネージャー1人)【監督】樋口陽彦(26)【キャプテン】佐藤圭悟(3年、遊撃手)
一昨年、昨年と1回戦で敗退したが、「今年こそ!」とチームを引っ張るのが、初任で同校に赴任した樋口監督。名門・福岡の八女高校野球部(捕手)出身。90人の部員の一員から何と9人の部員を率いる監督へ。「一人一人の練習に力を入れられる分、目に見えてレベルアップしている」と言う。
コントロールが良くクセ球もあって打たせてとるタイプの和田裕介投手(2年)が投げ、足がある1番の佐藤主将が打ち、4番の平田正人くん(3年、外野手)がからめば面白い展開になりそう。「1、2点差で接戦をものにしたい」と樋口監督。
◆5校合同チームの要で戦う!都立足立東高校/大谷田2‐3‐5、TEL3620・5991【部員】13人(3年5人、2年2人、1年4人、マネージャー2人)【監督】牛窪大季(31)【キャプテン】八木豊(3年、投手&野手)
昨年3人だった部員が、この4月に続々と入部して11人になった。単独出場もできたが、仮入部が何人かいたため、今年も、都立桐ケ丘高(北)、同農産高(葛飾)、東京学園(目黒)、都立三宅高の4校との連合チームになった。
今年から同校に赴任した牛窪監督は連合チームの助監督。「初戦は、強豪の成立学園になったが、継投で何とか頑張りたい」。八木主将は「1人が打てば続くチーム。ウチがムードメーカーになってリズムを作りたい」。控えの投手・浜川隆也くん(3年)や強肩の捕手・田澤優二くん(3年)らも奮闘を誓う。











