宿場町の面影が残る千住のまちの魅力を発信している「千住いえまちプロジェクト」が、活動をまとめた冊子を完成させた。
同団体は千住在住のイラストレーター・なかだえりさんをはじめとする若者たちが中心となって発足。建築、編集、カメラマンなど様々な分野のプロがメンバーとなっている。
今回の冊子は、まちづくりトラストの助成を受けて活動してきた3年間の集大成で、約1年かけて制作。B5サイズ、フルカラー92ページの力作だ。3000部制作し、450部を区内学校、図書館、施設に寄贈する。
千住のまちに残る江戸、明治~大正、関東大震災~昭和初期、戦後~高度成長期の各時代の特徴的な建物をピックアップ。区有形民俗文化財の横山家をはじめ、これまで注目されてこなかった洋館、蔵、銭湯、旅館などを、内部の写真や見取り図、所有者への聞き取りなどを交えて紹介している。北千住駅前通りのクラシカルな洋館・大橋眼科などは、いえまち独自の情報を掲載、他にも調査後、解体され今は残っていない建物もある。
いずれも、メンバーが所有者と交流を深め協力を得ながら調査したもので、まちと人とのつながりやぬくもり、建築のプロの視点か反映された貴重な内容となっている。
いえまち代表で合同会社あまね設計代表の山崎たいくさんは「駅から降りた千住が凝縮されている。これをきっかけにオーナーと知り合えた。反響が楽しみ」と、冊子の出来に手応えを感じている。
古い建物は、所有者の代替わりによって失われていくことがほとんどだ。だが、いえまち主催の有形文化財登録の勉強会では、古い建物に関心を持つ後継者も現れるなど、少しずつ変化が聞こえてくるようになったという。「実は有形文化財の登録は相続税対策のメリットがある。オーナーへのアプローチとして広められたら」と話す。
冊子【千住いえまち】
500円。ぶっくらんど(千住2‐43、TEL3881・0678)で販売中。
【問合せ】senju.iemachi@gmail.com 千住いえまち事務局
写真/写真や見取り図など、読み応えもたっぷり
同団体は千住在住のイラストレーター・なかだえりさんをはじめとする若者たちが中心となって発足。建築、編集、カメラマンなど様々な分野のプロがメンバーとなっている。今回の冊子は、まちづくりトラストの助成を受けて活動してきた3年間の集大成で、約1年かけて制作。B5サイズ、フルカラー92ページの力作だ。3000部制作し、450部を区内学校、図書館、施設に寄贈する。
千住のまちに残る江戸、明治~大正、関東大震災~昭和初期、戦後~高度成長期の各時代の特徴的な建物をピックアップ。区有形民俗文化財の横山家をはじめ、これまで注目されてこなかった洋館、蔵、銭湯、旅館などを、内部の写真や見取り図、所有者への聞き取りなどを交えて紹介している。北千住駅前通りのクラシカルな洋館・大橋眼科などは、いえまち独自の情報を掲載、他にも調査後、解体され今は残っていない建物もある。
いずれも、メンバーが所有者と交流を深め協力を得ながら調査したもので、まちと人とのつながりやぬくもり、建築のプロの視点か反映された貴重な内容となっている。
いえまち代表で合同会社あまね設計代表の山崎たいくさんは「駅から降りた千住が凝縮されている。これをきっかけにオーナーと知り合えた。反響が楽しみ」と、冊子の出来に手応えを感じている。
古い建物は、所有者の代替わりによって失われていくことがほとんどだ。だが、いえまち主催の有形文化財登録の勉強会では、古い建物に関心を持つ後継者も現れるなど、少しずつ変化が聞こえてくるようになったという。「実は有形文化財の登録は相続税対策のメリットがある。オーナーへのアプローチとして広められたら」と話す。
冊子【千住いえまち】
500円。ぶっくらんど(千住2‐43、TEL3881・0678)で販売中。
【問合せ】senju.iemachi@gmail.com 千住いえまち事務局
写真/写真や見取り図など、読み応えもたっぷり











