足立朝日

六月町会  地域・警察・学校PTAの 連携で子どもを守る

掲載:2016年8月5日号
 六月町会防犯推進座談会が7月15日(金)、六月住区センターで開かれた。
 毎年、夏休み前に警察、学校長、PTA会長、町会役員約80人が参加して開催しているもので、今年20回目。
 芦川一男町会長は挨拶で、六月町会が取り組んでいる「地域・警察・学校PTA」による防犯ネットワークの重要性を強調。子どもたちを取り巻く環境が複雑化する中、学校任せではなく、一体となって育て守っていくことを呼び掛けた。
 1部では、西新井警察署生活安全課の石川伸太郎課長代理が、最近の少年犯罪の傾向について講義。少年犯罪は減少しているが、小学生ではゲーム感覚で罪悪感ない万引きが増えていること、中学生ではネットで知り合った男に裸の画像を送るなどのSNSによる犯罪トラブルが挙げられた。
 2部の座談会では、3中学校と4小学校の校長とPTAが、 「防犯ネットワークの強化」をテーマに討議し、いじめ、虐待、家庭教育、生活指導等の問題について活発に語り合った。「いじめという言葉は、行為を矮小化する」「いじめる側が100%悪いと教えることが大事」などの意見があり、意義深い充実した2時間半となった。

写真/約80人が子どもの防犯を真剣に討議。中央は芦川会長=六月住区センターで