足立朝日

トピックス

掲載:2016年8月5日号
◆小学校の千住ネギ
 次学年へバトンタッチ 千住ネギの2年目の栽培が、平野小、千寿双葉小、栗原北小で始まった。千住ネギは戦前まで区内で盛んに栽培出荷されていた江戸東京野菜。昨年、区農業委員の指導のもと、同3校で子どもたちが種から育ててきた。現在流通している野菜は1代限りのF1種だが、種が採れる固定種の千住ネギを、小学校で次世代に繋ぎ学習に役立ててもらおうという試み。7月15日(金)は平野小(葛谷裕治校長)で、6年生から5年生への種の伝達式と種まきが行われた。種は5月末に6年生78人が収穫したもので、6年生の代表2人が「みんなで大切に育ててきた種です。甘くておいしい千住ネギです。大切に育ててください」と、5年生76人の代表2人に託した。5年生は引き続き、江戸東京伝統野菜研究会代表の大竹道茂氏から、足立の農業や千住ネギについての講義を受けた後、農業委員会の指導でプランターに種を撒いた。今後は9月初旬に畑に定植して育て、また次の学年へと引き継いでいく。
◆区内初!ドライ型ミストを設置
 7月15日(金)~9月4日(日)、区立西新井さかえ公園(西新井栄町1-19-1)に、区内初のドライ型ミスト設備が導入されている。同公園の周辺は大型マンションが建ち並び、隣にはアリオ西新井があるため、休日には大勢の人たちが訪れる公園だ。しかし、日陰も少なく、じゃぶじゃぶ池も未整備のため、夏場を涼しむための対策として、東京都環境局の「クールスポット創出支援事業」を活用して導入された。設置されたのは、幼児向け遊具コーナーにあるパーゴラ(つる性の植物を絡ませる木材などを組んだ棚)部分で、頭上の8カ所から霧状の水が噴き出す。5分噴き出し、1分止まり、また5分噴き出すという感じで午前10時~午後4時まで、雨の日以外の毎日出ている。設置以降、マンションに住む親子や、地元保育園の園児たちが大喜びで涼みながら遊んでいる【問合せ】TEL3880・5314西部公園管理係
◆六大学学長会議、文教大学が初参加
 区内の大学の学長と区長が意見交換を行う「六大学学長会議」が7月4日(月)、東京未来大学(千住曙町)で開かれた。これまで東京未来大学、東京電機大学、帝京科学大学、東京芸術大学、放送大学の5大学全てが千住だったが、昨年新たに文教大学が花畑に進出することが決定。初の6大学学長が集う場となった。テーマは「地域における大学の活躍」で、近藤やよい区長は冒頭の挨拶で「大学によってまちが変わっていってほしいという区民の期待は、想像以上に大きい。それぞれの特色を生かし、連携をさらに深めていきたい」と述べた。また、区の課題である貧困の連鎖を断ち切る対策として、学生ボランティアについて言及。学長は各大学の特性や取り組みを述べ、区との連携の実績や継続について語った。