◆◇勝ち負けなしの泣き相撲
お十夜まつり 子育て観音実相寺
10 月14日、伊興四丁目の伊興子育観音横沼寺・実相院で「お十夜まつり」が開かれた。昭和50年から行なわれ30回目を迎える。開運「火渡り」の儀式、恒例の花火打上げが行なわれる。同院では観音様を中心とした行事として、5年ほど前までは舞台を設け、民謡、演奏、踊りなどを行なっていたが、その後は「泣き相撲」の儀式を行なっている。2歳未満の幼児が参加し、勝敗はつけず2人とも勝ちとなる。
泣き相撲の始まりは長崎県の平戸のお寺と伝えられており、毎夜お寺に現れる悪霊が子どもの泣き声に驚いて退散したという故事から、平戸ではこの行事が何百年も続いてきたそうだ。泣く子は元気に育つと言われ、中根快昭(かいしょう)住職は「子育て観音の行事としてふさわしく、伊興から嫁いで行った方も、このまつりに参加するために帰ってきてくれる」という。
当日も多くの人で賑わい、泣き相撲に参加した幼児も100人以上となった。大泣きする子や笑っている子など様々だが、勝負が終わると可愛い参加者たちの無病息災を願い、洒水(しゃすい・観音様にあげて清められた水)でお祓いを受け、お守りが授けられる。

泣くも勝ち、笑うも勝ち、
すくすくと
お十夜まつり 子育て観音実相寺
10 月14日、伊興四丁目の伊興子育観音横沼寺・実相院で「お十夜まつり」が開かれた。昭和50年から行なわれ30回目を迎える。開運「火渡り」の儀式、恒例の花火打上げが行なわれる。同院では観音様を中心とした行事として、5年ほど前までは舞台を設け、民謡、演奏、踊りなどを行なっていたが、その後は「泣き相撲」の儀式を行なっている。2歳未満の幼児が参加し、勝敗はつけず2人とも勝ちとなる。
泣き相撲の始まりは長崎県の平戸のお寺と伝えられており、毎夜お寺に現れる悪霊が子どもの泣き声に驚いて退散したという故事から、平戸ではこの行事が何百年も続いてきたそうだ。泣く子は元気に育つと言われ、中根快昭(かいしょう)住職は「子育て観音の行事としてふさわしく、伊興から嫁いで行った方も、このまつりに参加するために帰ってきてくれる」という。
当日も多くの人で賑わい、泣き相撲に参加した幼児も100人以上となった。大泣きする子や笑っている子など様々だが、勝負が終わると可愛い参加者たちの無病息災を願い、洒水(しゃすい・観音様にあげて清められた水)でお祓いを受け、お守りが授けられる。

泣くも勝ち、笑うも勝ち、
すくすくと