足立朝日

オーストラリアの学生と日本の文化で交流 渕江高

掲載:2006年11月20日号
◆◇オーストラリアの学生と日本の文化で交流
渕江高

 都立渕江高校(出井衛一校長)を10月4日、オーストラリアのモルヤ高校の生徒が訪問した。(財)東京観光財団(TCVB)が推進している訪日教育旅行で、昨年のアンケートで名乗りを挙げた同校での交流が実現した。
 訪れたのは女子6人、男子1人の学生、引率教員、保護者ら計15人。一行は校内見学などの後、2年C組・D組の生徒18人と書道の授業を体験した。互いに自己紹介を済ませると、渕江校生たちはたどたどしい英語で苦労しながら、硯の使い方、半紙の置き方、筆の持ち方など丁寧に教えた。先にお手本を書いてみせ、モルヤ校の生徒の一筆ごとに「ベリーグッド!」と笑顔で指導。
 「鈴」の字を色紙に書いてプレゼントした鈴木量子さんは「言葉が通じないので難しい」。佐々木雄斗くん、小泉彩さんは、教え子チェルシー・スチュワートさんからメールアドレスを教えてもらうなど、日本文化での交流を楽しんだようだ。
  生徒会主催の交流会では、モルヤ校生徒が日本語で「世界で一つだけの花」を披露、野村友里恵さんが英語のスピーチで歓迎した。家庭科部のお好み焼きパーティーでさらに親交を深めた生徒たの間には、笑顔と笑い声が溢れた。
  引率教員から「いずれ姉妹校に」との熱いラブコールが飛び出す一幕もあり、校長参加の太鼓と3本締めで賑やかに締めくくられた。


「筆はこうやって使うんだよ」
「シュウジってムズカシイ!」