足立朝日

　千住出身で西新井在住のシンガーソングライター、安藤秀樹さん（56）が10月にデビュー30周年を迎え、記念のベストアルバム第１弾「ＧＯＬＤＥＮ☆ＢＥＳＴ　Ｌｉｍｉｔｅｄ～ダウンタウンからの贈り物」（ソニーミュージック／３０００円＋税）を発売した。
　吉川晃司や鈴木雅之らに詩を提供、「ＲＯＣＫ界の吟遊詩人」と称されている安藤さん。アルバムはデビューアルバム「Zoo Pocnic」から「Downtown Hero」までの４枚から選んだ14曲に、未発表の最新曲「キャンドル」を加えた自作の全15曲を収録。高品質ＣＤで、マスターテープの原音に近い音で再生できる。
　「改めて自分の歌詞を聞いたら、すごくプラス思考なのね。自分が自分に鼓舞させられる。常に前向きで、今の時代的にも面白いかな」と安藤さん。当時の声と音から、80年、90年代とエネルギーに満ちていた時代の足立っ子のやんちゃさが感じられる。
　新曲「キャンドル」には、30年の間に経験した数々の別れから感じたことを込めた。「３・11でたくさんの人が、かけがえのない人と別れなければならなかった。人生で別れに遭遇した時に、あたたかい気持ちになれる曲を作りたかった」
◆30周年記念ライブ
　１月21日（土）午後７時～９時（６時開場）、竹の塚地域学習センター４階ホール、３０００円。チケットは会場窓口・TEL３８５０・３１０７（竹の束地域学習センター）・インターネット（「足立区講座予約システム」で検索）で発売中

写真上／安藤秀樹さん
下／30周年記念ベストアルバム