足立朝日

荒川河川敷にあるスポーツ公園で身体を動かそう! 「扇周辺」をお散歩

掲載:2017年2月5日号
 扇大橋そばの荒川河川敷にある「荒川・扇河川健康公園」は、パークゴルフ場、ゴルフ練習場、軟式野球場、テニスコートと4つのスポーツが楽しめる場所だ。徐々に春に向けて暖かくなる季節、身体を動かしに外に出かけてみては?
 今回は「扇周辺」を散歩してみよう。


A河川敷で身体を元気に動かそう
 河川の整備や研究を手がける河川財団が管理運営している「荒川・河川健康公園」(扇1丁目、TEL090・1818・750
4)。休日には、老若男女様々な人たちが訪れ身体を動かしている。
 特に約3年前にオープンした「パークゴルフ場」(TEL080・6534・9456)は、都内で唯一の18ホールの本格的な施設だ。パークゴルフは、本式のゴルフと違い親子で気軽に楽しめると注目の競技で、専用クラブでプラスチック製のボールを転がしカップに入れる簡易版ゴルフ。料金は1回18ホール800円(中学生以下400円)とかなり安く、クラブとボールはレンタルできる。毎月第3土曜の午前中には初心者講習会を実施していたり、年に1回、11月には豪華賞品がもらえる大会も行われている。
 その他「ゴルフ練習場」は32打席、300ヤードの打ちっぱなしで、日暮里・舎人ライナーを目の前に見ながら練習できる。「軟式野球場」は広々とした野球場が1面あり、土日祝のみ利用可能。「テニスコート」はオムニコート(人工芝を利用したもの)が2面あり、1カ月前からの予約が必要だ。
 利用時間など詳しくは公式ホームページでご確認を。

B宮崎直送の地鶏が食べられるお店
 扇大橋脇に宮崎地鶏と焼酎のうまい店「鈴亀亭」(扇2-4-27第二アドバンスビル1階、TEL6659・
4288)がある。宮崎県出身の鈴木宏一店主(39)は、22歳で東京に出てきて和食店などで修業。30歳の時に実家が養鶏所をしていることもあって「宮崎県から直送の新鮮な食材を仕入れて、宮崎の味を食べてもらいたい」と約10年前にお店をオープンした。
 オススメは「地鶏のたたき」(680円)や「チキン南蛮」(700円)などで、いずれも宮崎地鶏の特長である歯ごたえをしっかりと感じることができる一品だ。
 店内の雰囲気は昭和レトロで、ポスターや小物などはお客さんがくれたものがいっぱい。年配の人は古き良き時代を思い出しながら、若い人たちは新鮮な感覚でお酒を飲みながら毎日語り合っている。
 アルコールは、宮崎を代表する本格芋焼酎「霧島」シリーズをはじめ、同じく宮崎の純米酒「日向桜」など、地元の銘酒を各種取り揃えている。「団体の集まりなどに、ぜひご利用ください」と鈴木店主。
★「足立朝日を見た」で2月末まで生ビールを1杯サービス
HP
【営業時間】午後6時~午前0時(午後11時半ラストオーダー)、日曜定休

Cゆずごしょう生産量商品数日本一
 約13年前に長崎県出身の平野薫社長(46)がオープンしたゆずごしょう専門店「薫ゆずごしょう」(扇2-26-41)。多くのテレビや雑誌で紹介されたり、海外から来たお客さんがインターネットで紹介したりして、世界中にファンがいるお店だ。
 同店の「ゆずごしょう」(1800円)は手作り無添加無着色。使うのは1本1本丁寧に磨いた最高級青唐辛子と柚子と塩のみ。通常はみじん切りにした柚子皮と唐辛子に塩と柚子の絞り汁を入れミキサーなどで混ぜペースト状に作ったりするが、同店の柚子胡椒はエメラルドのような彩りと粗挽きが特徴。その作り方などについては一切秘密! ザクザクとした刻みの柚子胡椒は、ペースト状のものと違い、辛さにキレがあり料理を上品な味わいに変えてくれる。
 「みそ汁、納豆、焼き鳥、刺身、鍋、おでんのほかにも肉じゃがや天ぷら、パスタとどんな料理も味を引き締めて激変してくれるので、ぜひ色々と試してください」と平野社長。この万能調味料が1つあるだけで、今までよりも薄味で調理することができ、身体の健康にもバッチリだ。また、ゆずごしょう以外にもカレーなど洋食に合う柚子の代わりにニンニクを使用した「にんにくごしょう」(1900円)もオススメ。
 ゆずごしょう職人の平野社長1人で1つ1つ愛情を込めて作るため、店頭販売は金土日の3日間の正午~午後1時までの1時間のみ。それ以外はインターネットから購入可能。
HP
【営業時間】金土日の正午~午後1時

D彫刻のある公園で美術鑑賞
 小中一貫校の興本扇学園(興本小・扇中)のそばにある「扇彫刻のある公園」(扇3-24-15)は、約7年前に近くの都住の建て替えによって移転新設された小さな区立公園だ。
 区の「彫刻のあるまちづくり」事業の始まりとして、平成元年(1989)に3人の招待作家による「具象・抽象・環境芸術」の3作品を設置。訪れた人たちの目を楽しませている。1つ目の作品は広場中央にある花崗岩を使った家永隆氏の「Stream-Side」、2つ目は同じく広場中央に立つステンレスの棒状の作品で大隅秀雄氏の「LOCUS IN THE SKY89(風の軌跡)」、3つ目は樹木などが植えられている場所にあるブロンズ像の作品で真海朗氏の「けい」。
 また、園内は1年を通して四季を感じることができる植物が植えられていて、春はヤマザクラ、夏はサルスベリ、秋はケヤキ、冬はロウバイ。
 芸術品と植物観賞を楽しみながら、素敵な休日を過ごせる場所へ足を運んでみてはいかが?
【問合せ】TEL3880・5314公園管理課西部公園係

【お散歩マップの交通】
ABCは「扇大橋駅」から徒歩3分圏内、Dは「江北駅」から徒歩約3分

写真A-1/東京スカイツリーを見ながら回れるパークゴルフ場
A-2/ゴルフ練習場の目の前を日暮里・舎人ライナーが走る
B-1/宮崎地鶏を使った料理の数々
B-2/昭和レトロな店内
C-1/エメラルド色に輝く「ゆずごしょう」
C-2/看板も平野社長の手づくり
D-1/尾久橋通りの1本裏通りにある扇彫刻のある公園
D-2/大隅秀雄氏の「LOCUS IN THE SKY89(風の軌跡)」