足立朝日

六町駅前商店会reskが優秀賞 東京都商店街グランプリ

掲載:2017年12月5日号
 11月9日(木)、秋葉原コンベンションホールで東京都主催「第13回東京都商店街グランプリ」が開催され、六町駅前商店会resk(石鍋明夫会長)の「六町つながるプロジェクト」が優秀賞に選ばれた。
 これは商店街の優れた取り組みなどを表彰するイベントで、今回は「地域交流」「地域資源の活用」「観光・インバウンド」の3つのテーマに対して21件の応募があり、グランプリ1件、準グランプリ1件、優秀賞3件が選ばれた。過去に足立区内の商店街としては、千住旭町商店街(遠藤章理事長)と柳原商栄会(立花千里会長)が優秀賞を受賞している。
 同商店会は、3年前に誕生したばかりの新しい商店街で、現在約40店舗が加盟。会員の平均年齢も40歳と若い。10年後の東京で「住みたい街ランキングトップ10を目指す」をコンセプトに、住民と商店会と個々の会員とがつながって街を良くしていこうと活動している。
 年6回開催する「つながるフェスタ」ではタンスに眠っている洋服を持ち寄り、それを売って得た収益をハタチ基金に寄付する洋服ポストを実施したり、安全安心な街づくりのために見守りパトロールや防犯センサーライトを設置。また、親子で外食をテーマにした「100円食堂」の運営資金をポスターの企業寄附広告収入で賄うなど、様々な工夫をして事業に取り組んでいる点が評価された。
 石鍋会長(52)は「商店会が出来て3年での受賞は大変うれしいです。会員の士気も高まることと思います。ただ、グランプリが取れなかったのはまだまだ道半ばなのかなと感じています。今後は若い力を利用して、次回こそグランプリを獲れるようにさっそく明日から、地域のつながりを益々強くしていきたいです」と熱い思いを語った。

写真/賞状を手にした六町商店会の石鍋会長を囲む藪野康雄副会長(右)、新里原良相談役=商店街グランプリで