足立朝日

辰沼小40周年 記念式典・祝賀会 児童が作った「人生ゲーム」もお披露目

掲載:2017年12月5日号
 辰沼小学校(工藤洋巳校長)40周年記念式典・祝賀会が、11月18日(土)、同校体育館で行われた。歴代校長、PTA、地域関係者ら206人が出席。祝賀会には近藤やよい区長も駆け付けた。
 同校は昭和53年(1978)に開校、4416人を輩出した。平成24年(2012)には「いじめをしない、させない、許さない」をスローガンに子どもたちが自主的に校内パトロールなどのいじめ防止活動を行う「辰沼キッズレスキュー」(TKR)がスタート。画期的な取り組みとして、全国から注目を集めている。
 式典前には和太鼓部と合唱団の児童によるアトラクションが行われた。和太鼓は交互打ちで息の合った演奏を披露。合唱団は今年、TBSこども音楽コンクール江戸川大会で優良賞、NHK全国学校音楽コンクール東京都予選で金賞、同本選で優良賞を受賞した実力を発揮。40周年記念品のお揃いの蝶ネクタイで3曲を演奏し、素直な澄んだ歌声に出席者たちは聴き入っていた。
 式辞で工藤校長は「TKRで校内に明るくぬくもりある風潮ができた。友達同士が思いやる活動を盛んに行うことができるのも辰沼小の素晴らしさ」と述べ、児童育成への誓いを新たにした。
 実行委員会委員長・高橋昭二氏の挨拶、来賓を代表して教育長・定野司氏、区議会議長代理・古性重則氏の祝辞があった。
 祝賀会では全校児童が制作した、人生ゲームのボードがお披露目された。40周年記念として授業で「みんなでつくろう人生ゲ
ーム」プロジェクトに取り組み、自分たちの住む街をテーマに、1~2年生は絵を、3年生以上はマス目の文章を考えて形にしたもの。一人ひとりの思いのこもった、街と子どもたちをつなぐ世界で一つだけの特別なゲームとなっている。

写真上/全校児童が制作した人生ゲーム
下/挨拶する工藤校長=辰沼小で