足立朝日

辰沼小 京芸大と雅楽をコラボ

掲載:2007年1月5日号
◆◇辰沼小 京芸大と雅楽をコラボ
 昨年9月に千住キャンパスが開学した東京藝大(宮田亮平学長)と区の連携授業の一環として、辰沼小学校(櫻井美代子校長)の児童とのコラボレーションが実現した。
  雅楽専攻の越後眞美講師や学生、院生など9人を招いて、体育館で雅楽鑑賞教室を企画。6年生約120人が、総合的な学習で勉強した「越殿楽(えてんらく)」をリコーダー、琴、大太鼓、ボンゴ(太鼓)で披露した。
 次に藝大メンバーが「平安時代から続いている古い音楽。なかなか聴く機会はないと思うので、ポップスとの違いを楽しんで」と挨拶。持参した楽器を説明するなどして、「更衣(ころもがえ)」や舞楽の「陵王」など4曲を演奏し、雅な時間を提供した。終演後は子どもたちから「練習は毎日どのくらい?」、「(舞い手の)仮面は重い?」など、活発に質問が飛んだ。
  11月23日の学習発表会では、6年生と藝大メンバーが雅楽を合奏し、保護者らにお披露目した。


舞楽を披露する芸大生