足立朝日

変遷する足立

掲載:2007年1月20日号


 再開発などで日々、進化し続けている足立区。今年(今年度)予定されている大きな変化を挙げてみた。
日暮里・舎人ライナー
 交通過疎地と言われてきた西側地域住民が待ちに待った新交通が、いよいよ平成19年度に開業する(開業日は未定)。日暮里駅から見沼代親水公園までの約9・8㎞をおよそ20分で結ぶ。
  既に車両が搬入され、準備は順調に進んでいる。走行路など構造物の工事は終了し、現在は電気系などシステム工事などを行っている。区内駅舎では内装    昨年10月、
工事が進められている。また、見沼代親水公園、江北、  舎人公園車両基地に
高野、足立小台の4駅には、区が駅前広場を設置する   搬入された車両
ことになっており、早いところは今年度中に工事が始まる。
  11月に駅名が発表された直後は、区への問い合わせが1日50本あるなど期待の大きさが伺える。沿線にはマンションが増え、人口は徐々に増加。住民からは店舗開業を希望する声も出始め、商業による地域の活性化が期待できそうだ。
★1月28日まで北千住駅前のシティビジョンで車両の映像を放送中。午前8時20分から1日7回偶数時間に5分間流れる(次は10時20分)。


見沼代親水公園駅

竹ノ塚駅付近の鉄道立体化
 平成17年3月15日の踏切事故の後、区が国に働きかけてきた立体化について昨年12月20日に、政府予算案が決定した。4月に採択される見込みで、地域の長年の悲願が実現することになる。採択後、立体化の具体的な方法の検討、周辺まちづくりの案固めなどが進められる。
  鉄道の立体化はこれまでは都の施行だったが、今回は初の区施行となるため、費用負担のルール作りなど課題もある。区では5年以内に都市計画決定したいとしている。

西新井駅西口の日清紡跡地

 日清紡跡地の広大な敷地に、新しい街が着々と出来つつある。既に完成している分譲住宅の内、G街区550戸は完売し、3月から入居が始まる。公園も3月に完成するという。
 注目の商業施設は今年度中に事業者を決定。B街区に出来るスポーツクラブには温泉施設も予定されており、現在掘削中だ。また大規模なイトーヨーカドーが 19年度中に開業する。中にシネコン(複合映画館)も入る予定。