足立朝日

花むすび活動で教室に花を

掲載:2007年1月20日号
◆◇花むすび活動で教室に花を
第十一中生徒会に地域が協力

 地域の人たちが子どもたちと一緒に花壇を作り、校内や通学路を花でいっぱいにしようと活動している花むすびネットワーク(鈴木勝二会長)。その拠点となっている第十一中学校(笹サヨ子校長)の生徒会が、教室に花を置く活動を続けている。
 前生徒会長の小杉純さんを中心に花壇作りに積極的に携わっていたが、「教室にも花を置きたい」と生徒から声が上がった。この提案を花むすび事務局に相談し、実現させた。花瓶は竹を切って一輪挿しに加工し、各教室に置かれた。花教室ごとに飾られ大切に むすび活動に参加するごとに1枚もらえるコイン「花むこ」
されている花たち    2枚で花鉢1つと交換できるため、鉢植えと切り花が複数飾               られている教室もある。
 花が長持ちするからと、毎日みんなで花に「きれいだね」と声をかけているクラスもあるとか。小杉さんは「通学路でゴミのあった場所も、花がいっぱいになってゴミが減った」と目を輝かせる。下校途中、花の世話をしている地域の人から声をかけられるなど、花を通じた交流も広がっている。
 生徒会の花むすびの活動は現生徒会(上田翔太郎会長)に引き継がれ、副会長の山本美樹さんを中心に続けている。通学路の要所に設けられた「花の駅」に、地域の人たちから提供された切り花や鉢植えが生徒たちの活動を支えている。