足立朝日

地域を見守る防犯カメラ

掲載:2007年2月5日号


 新宿区など各地で、犯罪抑止や摘発に大きな効果を上げている防犯カメラ。平成17年度から足立区内にも登場、区民の安全のために活躍している。


犯罪防止や摘発に大きな効果を上げている
 現在設置されているのは、北千住駅周辺の商店街。北千住は犯罪件数の少ない地域だが、再開発に伴いチカンやひったくりの対策として、区が設置を提案した。
 全国で子どもたちの犯罪被害が増えていることもあり、商店街も積極的に動いた。北千住駅西口の北千住西口美観、千住本町、北千住サンロードの3商店街振興組合が平成17年度に約60台を設置。これまでにひったくりなど数件が、防犯カメラの映像を基に解決している。
 今年1月、新たに千住旭町商店街学園通り(田中彰理事長)にも32台が設置された。商店街の中にはプライバシー保護の観点から反対意見があり、調整などに2年の準備期間を要した。子どもの万引きを取り締まるのに使われるのでは、との懸念もあったという。
 プライバシー保護のため、運営規定が厳密に定められた。ハードディスクに蓄積されるカメラの映像は、手続きなしで見ることはできない。例え警察でも、管理責任者に書面で正式な許可を得る必要がある。これらの内容を町会に図ることで、住民の同意も得た。
 中心となって意見まとめに奔走した遠藤章副理事は「商店街だけの犯罪防止だけではなく、子どもたちの犯罪被害を防ぐことも目的。地域の防犯に役立つ」と、犯罪抑止力への期待を話す。「安全で安心な商店街を作ることを目指しているので、これからも地域のために頑張ります」。
  防犯カメラ設置の費用は、都と区から6分の5の補助費が出る。ただ、メンテナンス費用など約30~40万かかる年間のランニングコストは、商店街の負担になるため今後の検討課題になっている。