足立朝日

第15回アジア競技大会 競泳3種目で銅メダル

掲載:2007年2月5日号
◆◇第15回アジア競技大会
競泳3種目で銅メダル
花畑出身・藤野舞子さん

 花畑出身の藤野舞子選手(23歳、キャラノ・インベストメント所属)が、昨年 12月にドーハ・カタールで開かれた「第15回アジア競技大会」の競泳で、銅メダル3つを獲得した。200m個人メドレー、400m個人メドレー、800m自由形に出場。自由形は自己ベストの8分42秒31を記録した。
同大会は、08年開催の北京オリンピックにつなげる重要な大会。日本は39競技424種目にエントリーし、628人の選手団を派遣。大会の水泳陣は、藤野選手のほか北島康介選手、山本貴司選手、中村礼子選手など。
ドーハでのメダルを胸に、
北京オリンピック出場を
誓う藤野選手

 藤野選手は、足立区花畑の出身で、花畑中学から武蔵野高校、拓殖大学へ進み、昨年卒業し、現在はキャラノ・インベストメントに所属している。
 2月1日、入賞報告に鈴木区長を訪れた藤野選手。161㎝の小柄な体格や、「毎朝7000m泳いでいる」の話には一同びっくり。今回の快挙について藤野選手は「個人メドレーはもっと上を目指していたので悔しかったけれど、自由形はメダルが獲れると思っていなかったのですごくうれしかった」と話す。
藤野選手がスイミングクラブに入ったのは、なんと1歳の時。体が弱かったことや、2歳上の兄が通っていたことなどがきっかけとなった。5年生で選手コースに入り、「勝負事には負けたくない性格」もあって、6年生でオリンピックへの夢が芽生えた。
 高校3年では挫折し、競泳をやめようと思ったことも。そんな時でも「泳ぐことが大好きで、泳がないことは考えられなかった」。
 「北京五輪に出てメダルを獲りたい。そのためにも今は日本記録が目標」。ケーキが大好きで、気分転換は「買い物と美味しいものを食べること」とか。2008年の夢に向かって頑張る藤野選手を応援しよう。