足立朝日

5000匹のサケを放流 荒川わんど広場

掲載:2007年2月20日号
◆◇5000匹のサケを放流 荒川わんど広場
 荒川わんど広場で2月4日、サケの稚魚が放流された。自然環境への意識を高めてもらおうと、親子で育つわらべの会(桑原武雄会長)を中心に、五反野おやじの会(小櫃明会長)が協力、毎年恒例の行事となっている。
  12月に1万5千個の卵を配布。学校や家庭などで孵化させた稚魚約5000匹が持ち寄られた。卵は毎大切に育てた稚魚とお別れ  日の平均水温の合計が480度になると孵化する。今年は温かく成長が早かったために、途中で死んでしまう数が多かったようだ。
 3㎝ほどに育った稚魚を、親子連れなどが川の流れにそっと放した。高本希奈ちゃん(1年)は、「泳いでいくのが見えた。面白かった!」とうれしそう。孵化直後を目撃したお父さんの英明さんは、「卵が泳いでいるように見えてビックリした」、お母さんの英子さんは「孵化したのがうれしくて水を替えたら失敗した」と体験談。塚原奈々ちゃん(6歳)は「孵化がすごかった」とニッコリ。
  放流の後はみんなで河川敷のゴミを拾い、トン汁であたたまった。