足立朝日

東京未来大学 多湖輝学長が開学記念講演

掲載:2007年3月5日号
◆◇東京未来大学 多湖輝学長が開学記念講演
 来月、東京未来大学が第二中学校跡地(千住曙町)に開学するのを記念して、多湖輝学長の講演会が2月19日、区庁舎ホールで開かれた。
  全国で専門学校を運営する学校法人・三幸学園を母体に設立、足立区に本部を置く初の大学となる。一般教育科目のほかに子どもの心理・保育について学べるこども心理学部が講演する多湖学長   あるのが特徴。
 講演のテーマは「子どもの未来、心の未来を変えていく」。ベストセラー「頭の体操」の著者としても知られる心理学者の多湖氏は、戦前生まれの81歳。「我々の世代は切り捨てられつつあるが、言い残しておかなければという危機意識から(学長を)引き受けた」と切り出し、平和な子ども時代から戦争中、戦後、そして現代へと、つぶさに見てきた時代の大きな変化を辿った。
  「日本は戦後、大事なものを置き去りにして、変えてはならないはずのものをどんどん変えてきた。教育は0歳児から始まっている。存分に若い人たちに伝えたい」と新しい大学への意欲を語った。