足立朝日

脱出ゲームを通して 防災知識を学ぶ 体感型防災 アトラクション(R)

掲載:2018年10月5日号
 9月17日(月・祝)、ギャラクシティ(西新井文化ホール)で、「LIFE LINE―体感型防災アトラクション被・ライフライン―」が開催された。このイベントは、脱出ゲームを通して臨場感あふれる体験から学ぶ「全員参加型体験学習」の防災アトラクションだ。
 今年は、6月に最大震度6弱を観測した大阪府北部地震や、6月末~7月にかけて台風などの影響で西日本を中心に記録的な集中豪雨が発生、そして9月には最大震度7を観測した北海道胆振東部地震と、短期間に大きな災害が集中して発生したため記憶に残っている人も多いと思う。
 そんな影響もあってか、足立区で初開催された同イベントは、あっという間に午前と午後各70人の定員に達した。当日は大人から子どもまで、幅広い世代の人が参加。多くの参加者が「いざという時のために今回参加しました」という人がほとんどだった。
 アトラクションでは3人以上のチームを組み、制限時間までに協力しながら防災知識を学べる様々な謎を解いていく。ゲームを終えた参加者からは「普段使えるものが使えなくなり、身の回りにある物で応用していく知識が大事だということが学ぶことができた」といった声が聞こえた。
 同日、ギャラクシティでは他にも起震車体験や牛乳パック笛・新聞スリッパなどのワークショップといった防災関連イベントが行われていて、この1日で多くの人たちの防災意識の向上につながったようだ。

写真/謎解きをする参加者=西新井文化ホールで