◆◇食育のすすめ
― 大切なものを失った日本人 ―
テレビなどでおなじみの料理評論家・医学博士の服部幸應氏(服部学園服部栄養専門学校校長)の講演会が、先ごろ東京芸術センター内天空劇場で開かれた。主催は足立区青少年委員会第1ブロック、足立区。
「食育のすすめ―大切なものを失った日本人―」をテーマに、2時間半にわたって充実した内容が展開され、聴衆は熱心に聞き入った。
「今の日本はおかしい」
と語る服部氏
食育基本法制定にも貢献した服部氏は、食生活の乱れが及ぼす深刻な健康問題などを指摘。
また、食卓に象徴される家庭でのしつけや親子のスキンシップの減少、親の未熟さによる子どもへの影響など、現代の日本社会が抱える問題についてインターナショナルな視点を交えて言及した。
食育で特に大きな問題とされているのが、朝食抜き。成長期にある子どもは代謝が高く、朝はエネルギーが不足した状態。体は中性脂肪をエネルギーに変えて動くが、脳に必要なブドウ糖は不足したままで、脳がうまく働かなくなる。
また、箸の使い方や偏食教育も含め、3~8歳にしつけをしないとキレやすい子になる、と服部氏。
添加物の危険性など食材の知識をきちんと持つこと、食料自給率など食糧問題を考えることの重要性についても説いた。
― 大切なものを失った日本人 ―

「食育のすすめ―大切なものを失った日本人―」をテーマに、2時間半にわたって充実した内容が展開され、聴衆は熱心に聞き入った。
「今の日本はおかしい」
と語る服部氏
食育基本法制定にも貢献した服部氏は、食生活の乱れが及ぼす深刻な健康問題などを指摘。
また、食卓に象徴される家庭でのしつけや親子のスキンシップの減少、親の未熟さによる子どもへの影響など、現代の日本社会が抱える問題についてインターナショナルな視点を交えて言及した。
食育で特に大きな問題とされているのが、朝食抜き。成長期にある子どもは代謝が高く、朝はエネルギーが不足した状態。体は中性脂肪をエネルギーに変えて動くが、脳に必要なブドウ糖は不足したままで、脳がうまく働かなくなる。
また、箸の使い方や偏食教育も含め、3~8歳にしつけをしないとキレやすい子になる、と服部氏。
添加物の危険性など食材の知識をきちんと持つこと、食料自給率など食糧問題を考えることの重要性についても説いた。