足立区議会議長・保護司
千住大川町在住
しのはら守宏さん(62歳)
平成11年に初当選し、住宅政策調査特別委員会委員長、産業経済委員会委員長など9つの委員会を経て、第62代足立区議会議長に就任した「しのはら守宏」氏。議員2期目での議長就任は、あまり例がない。
これまでの議員活動で最も心に残るのは、1年をかけた「政治倫理検討委員会」での取り組み。この3月、区議会を代表して決議文を発表したことだという。今後はさらに情報公開を行い、一時期マスコミを騒がせた区議会のイメージダウンを払拭したいと、芦川武雄副議長とともに気持ちを引き締める。中学生にも理解できるような「開かれた区議会」「開かれた区役所」づくりをしたいと願う。
家庭教育が何よりも大切
しのはら氏は、根っからの千住っ子。べえごま、チャンバラごっこで過ごした地元に永く住めることを、「信用あって初めて地元で暮らせるのだから幸せなこと」と喜ぶ。PTAでは、旧千三小で副会長、旧第三中で会長を務めた。平成10年からは保護司として活動。少年院から出た青少年たちの社会復帰を願い、腹の据わった態度で面談を継続する。これらの経験を通して、しのはら氏は「何よりも家庭教育が大切」との信念を持つ。「確かに学力は大切。でも、幼いころから『大切にされている』との思いの中で、きちんとした生活習慣を身に付けることが人生を大きく左右する」と養育放棄や虐待が増えつつある現在の家庭事情を憂える。2男1女を育て上げ、孫4人に囲まれる自身の幸せを思う時、面談での薄幸な青少年の顔が胸をよぎる。
「社会から何々してもらうではなく、自分が社会に対して何ができるかを模索して実践することで人間は向上する」……しのはら氏がいつも心に留めている言葉である。
千住大川町在住
しのはら守宏さん(62歳)
平成11年に初当選し、住宅政策調査特別委員会委員長、産業経済委員会委員長など9つの委員会を経て、第62代足立区議会議長に就任した「しのはら守宏」氏。議員2期目での議長就任は、あまり例がない。
これまでの議員活動で最も心に残るのは、1年をかけた「政治倫理検討委員会」での取り組み。この3月、区議会を代表して決議文を発表したことだという。今後はさらに情報公開を行い、一時期マスコミを騒がせた区議会のイメージダウンを払拭したいと、芦川武雄副議長とともに気持ちを引き締める。中学生にも理解できるような「開かれた区議会」「開かれた区役所」づくりをしたいと願う。

家庭教育が何よりも大切
しのはら氏は、根っからの千住っ子。べえごま、チャンバラごっこで過ごした地元に永く住めることを、「信用あって初めて地元で暮らせるのだから幸せなこと」と喜ぶ。PTAでは、旧千三小で副会長、旧第三中で会長を務めた。平成10年からは保護司として活動。少年院から出た青少年たちの社会復帰を願い、腹の据わった態度で面談を継続する。これらの経験を通して、しのはら氏は「何よりも家庭教育が大切」との信念を持つ。「確かに学力は大切。でも、幼いころから『大切にされている』との思いの中で、きちんとした生活習慣を身に付けることが人生を大きく左右する」と養育放棄や虐待が増えつつある現在の家庭事情を憂える。2男1女を育て上げ、孫4人に囲まれる自身の幸せを思う時、面談での薄幸な青少年の顔が胸をよぎる。
「社会から何々してもらうではなく、自分が社会に対して何ができるかを模索して実践することで人間は向上する」……しのはら氏がいつも心に留めている言葉である。