◆◇プラスチックって可燃ごみ?
焼却の危険性について学習
東京都は平成20年から、プラスチックごみを可燃ごみとして回収し、焼却時に発生する熱をエネルギー化するサーマルリサイクルを決定した。
その安全性を疑問視する、足立区消費生活グループ連絡会(水越雅子代表)・足立区政の扉を開く区民の会が学習会を主催。その2回目が2月17日、ギャラクシティの研修室で開かれた。
講演する藤原氏
水越代表は「大きな転換だと思うのに行政では説明会の予定もなかった。簡単な告知のみでスタートしていいのか」と不安を語る。前回は、都の担当者がダイオキシン排出量のデータなどを挙げ、安全性を説明。今回は逆の立場を取る「止めよう!ダイオキシン汚染・東日本ネットワーク」事務局長の藤原寿和氏が講演した。
都環境局環境改善部の職員でもある藤原氏は、水質、大気汚染、ごみ問題に造詣が深い。氏はプラスチックに含まれる数々の有害物質を挙げ、国が規制を設けているのはごく一部の種類に過ぎず、無数に出る化学物質は野放しであると説明。銀や水銀などの重金属は高温になるほど気化しやすく、焼却は無数の化学物質を生成するという。他にも、ヒートアイランドの助長、有限資源の保全に逆行、炉の安全な燃焼制御が困難なことを挙げ、プラスチックごみ焼却の危険性を訴えた。
焼却の危険性について学習

その安全性を疑問視する、足立区消費生活グループ連絡会(水越雅子代表)・足立区政の扉を開く区民の会が学習会を主催。その2回目が2月17日、ギャラクシティの研修室で開かれた。
講演する藤原氏
水越代表は「大きな転換だと思うのに行政では説明会の予定もなかった。簡単な告知のみでスタートしていいのか」と不安を語る。前回は、都の担当者がダイオキシン排出量のデータなどを挙げ、安全性を説明。今回は逆の立場を取る「止めよう!ダイオキシン汚染・東日本ネットワーク」事務局長の藤原寿和氏が講演した。
都環境局環境改善部の職員でもある藤原氏は、水質、大気汚染、ごみ問題に造詣が深い。氏はプラスチックに含まれる数々の有害物質を挙げ、国が規制を設けているのはごく一部の種類に過ぎず、無数に出る化学物質は野放しであると説明。銀や水銀などの重金属は高温になるほど気化しやすく、焼却は無数の化学物質を生成するという。他にも、ヒートアイランドの助長、有限資源の保全に逆行、炉の安全な燃焼制御が困難なことを挙げ、プラスチックごみ焼却の危険性を訴えた。