
「希望の苑」と「竹の塚あかしあの杜」

騎馬隊を先頭に渡り初め
ハートアイランドなど開発の進む新田地区と、北区豊島地区を結ぶ隅田川に「新豊橋」が3月26日、開通した。
隅田川では26番目となる同橋は、都市計画道路の一部としてUR都市再生機構によって、平成16年度着工。景観委員会と住民懇親会との意見交換の中で決定したデザインは、高さを抑えたアーチ構造で、日本の伝統色の銀鼠(ぎんねず)を本体に、臙脂(えんじ)色をケーブルに使用した優美なものとなっている。橋の揮毫(きごう)は、両区の書道連盟会長が担当。足立区は高橋江東(こうとう)さんが筆を取った。
開通に先立ち3月24日に行われた記念式典には両区関係者など約120人が列席。新田小、新田中、足立新田高の合同吹奏楽部の演奏と、地元神輿が花を添えた。
警視庁騎馬隊を先頭に行われた渡り初めでは、新田二丁目の西さん一家が参加。紋付姿の又次郎さん(78)をはじめ、妻の多伊子さん、長男夫婦の定治・美智子さん、孫夫婦の誠太郎・理絵さん、ひ孫の辰弥くん、さくらちゃん、羽颯くんの4世代9人が、新たな交通路の完成を祝ってゆっくりと渡った。多くの地域住民が詰めかけ、期待の大きさを伺わせた。