JBスポーツ(梅島3‐11‐19)所属のプロボクサー・田村亮一選手(31)が、1月12日(土)、日本スーパーバンタム級王座決定戦(後楽園ホール)で同級1位の中川麦茶(角海老宝石)に3‐0で判定勝ちし、チャンピオンに輝いた。
JBスポーツはボクシング漫画「はじめの一歩」の作者・森川ジョージさんがオーナーを務めるジムで、日本チャンピオンは19年ぶり2人目。
小学生の頃、マラソン大会で上位を狙うため、「体力が付きそう」とボクシングを始めたという田村選手。アマチュアボクシングが性に合わなくなり、大学卒業時に辞めて就職したが、25歳の時にプロとして再挑戦したいと転職し、昨年5月、同ジムに移籍した。「アマチュアの試合は短距離走のポイントゲーム、プロは長距離走の戦略的なゲーム。全く違う」という。
今回の試合2カ月前に愛犬を亡くし、心身共に消耗したつらい時期もあったが、周りの人の支えやオーナーの森川さんからの喝が後押し。「1R(ラウンド)で倒すつもりで臨み、2Rで手応えがあった。リラックスしてできた」と、前評判を覆す勝利を掴んだ。
現在、アパレル事業やスポーツ関連の仕事などもこなしている。バイト時代に、多くの人から人生を学んだことも活力の元になっている。幼稚園でボクシングを使ったゲームなどのレクリエーションの指導もするなど、活動は幅広い。
目下の目標は5月の初防衛戦での勝利。「王座獲得は今まで支えてくれた人たちへの感謝のプレゼント。防衛戦は自分のための闘い」と力強い。 「お世話になっているジムのある足立区に還元したい。学校での講演などで、ぜひ恩返しできれば」と話している。
写真/「恩返しに足立区の学校で講演したい」と田村選手
JBスポーツはボクシング漫画「はじめの一歩」の作者・森川ジョージさんがオーナーを務めるジムで、日本チャンピオンは19年ぶり2人目。

今回の試合2カ月前に愛犬を亡くし、心身共に消耗したつらい時期もあったが、周りの人の支えやオーナーの森川さんからの喝が後押し。「1R(ラウンド)で倒すつもりで臨み、2Rで手応えがあった。リラックスしてできた」と、前評判を覆す勝利を掴んだ。
現在、アパレル事業やスポーツ関連の仕事などもこなしている。バイト時代に、多くの人から人生を学んだことも活力の元になっている。幼稚園でボクシングを使ったゲームなどのレクリエーションの指導もするなど、活動は幅広い。
目下の目標は5月の初防衛戦での勝利。「王座獲得は今まで支えてくれた人たちへの感謝のプレゼント。防衛戦は自分のための闘い」と力強い。 「お世話になっているジムのある足立区に還元したい。学校での講演などで、ぜひ恩返しできれば」と話している。
写真/「恩返しに足立区の学校で講演したい」と田村選手