
区民の足として親しまれているコミュニティバス「はるかぜ」に、第10弾となる新コースが誕生した。西新井駅西口~扇一丁目~扇いちょう公園を走る。事業者は日立自動車交通。同事業者の運行している第1弾の西新井駅東口~綾瀬駅~こども家庭支援センターと乗り継ぎもできる。

中川さんに花束を手渡す泉さん
第10弾の新路線は、西新井駅西口から、扇いちょう公園の停留所まで7カ所、走行距離約4キロを約15分で結び、周辺住民の交通利便性が期待されている。運賃は大人200円(小学生100円)でシルバーパス、スイカ、パスモも使用できる。
はるかぜ第1弾(西新井駅東口~足立区役所~こども家庭支援センター)との乗り継ぎも導入され、希望者には運転手から乗り継ぎの乗車券が発行される。
4月14日の開業日には路線沿線の興本扇学園で開業記念式典も行われ、およそ350人が参加した。興本倶楽部の和太鼓も演奏され、式典に花を添えた。
鈴木恒年区長は「地域に密着するバス路線の再編を進め、便利で快適な公共交通ネットワークの形成を目指している。さらに住み良い足立区にしていきます」と挨拶した。テープカットも行われ、江北中学校1年の泉カンナさんから、1番バスを運転する中川秀典さんに花束が贈られた。中川さんは「お客様の期待が大きく嬉しい。自分が1番バスに乗れることは光栄です。民家の近くを走るので自転車などの飛び出しに注意して走ります」と話した。
