足立朝日

下町情緒のトークを全国に発信

掲載:2007年5月5日号
◆◇下町情緒のトークを全国に発信
 NHKラジオ第一放送の「ここはふるさと旅するラジオ80ちゃん号」が4月10日、西中第一公園(西新井六丁目)に訪れ、公開生放送された。
 住環境が良く、下町情緒が残った足立区の楽しいトークを全国に発信。 ゲストは、銭湯「じんのび」のご主人・田中さん、鈴木恒年区長、足立浴場組合発行の「銭湯といえば足立」の原画を描いたイラストレーターのなかだえりさんの3人。
  「銭湯は健全に他人と触れ合えることが魅力であり、役割である」と話すのは田中さん。
 「みんなで入るお風呂の時間は教育のチャンス! 他人に叱られたっていいじゃない。川を流れる石と同じ。他人と触れ合えば角が取れて丸くなる。親は許しても世間は許さない、集団での自己形成、マナー教室の場です」と子育てを終えた田中さんが教育論を熱く語った。
  鈴木恒年区長は「遠くの親戚より近くの他人。おせっかい気風が残っている土地」と足立区を評した。
 餅菓子屋の小豆蔵だった建物をアトリエとして活用している、なかださんは「このまちがとても好き。銭湯に行くと番台のおばさんに『太った、痩せた、太った・・・』など言われますが、それがおせっかいではなく見守られているように感じ、安心して暮らしています」と足立区の人情味溢れる日常楽しく話した。
  なかださんは10月に銭湯で個展を開催する予定。詳細は未定。


右から田中さん、鈴木区長、なかださん