足立朝日

　「車の運転で『うっかり』と『まさか』は許されない」――。これはもう格言だ。「走る凶器」になりうる車の運転手にとって「うっかり○○してしまった」とか「まさか○○はないはず」とかの不確実な推測が、とんでもない事故を呼ぶ。
　最近、高齢者の車の運転や事故が問題になっているが、普段車を運転していると、若者や中年の車の運転でも問題は多いことに気づく。
　右左折や車線変更でウィンカーを出さない車がたまにいる。これはもう最悪。また、右左折では、例え列の後ろにいても早めにウィンカーを出してほしい。「ここは曲がる列だよ」と教える後続車への配慮だ。
　二重の駐停車も困りもの。車が停まっている場所の反対側に車を駐停車させる場合、その車とずらして停めるのは常識。道幅を狭くするのは、事故を誘発する。　
　横断歩道や信号の前後に平気で駐停車する人が意外と多い。これはやめてほしい。大勢の人が歩く危険な場所に、新たな死角を作ってどうする。
　「お先にどうぞ さわやかエコドライブ宣言車 私は○○○○です １、車にやさしい運転をします　２、環境にやさしい運転をします」と書かれた前を走るコカコーラの３トン車の何てさわやかなことか！　　 （編集長）