足立朝日

Vol.17音楽舞踏劇 新選組・土方歳三

掲載:2019年9月5日号
比類なきアーティストの融合

 津軽三味線・語り・舞踊が融合した新たな舞台「音楽舞踊劇 新選組・土方歳三」がこの10月、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで上演される。
 大迫力の津軽三味線を演奏するのは上妻宏光(写真上段右)。ジャンルを超えた国内外アーティストとのセッションは、30カ国以上にのぼる。伝統を踏まえつつ時代に応じた感性を加味し、津軽三味線の「伝統」と「革新」を追求し続けている。
 重厚な声質を響かせて語るのは宮沢和史(写真上段左)。THE BOOMのヴォーカリストとして2014年、日本武道館でのライブで歴史を閉じたが、充電期間を経て昨年、歌手活動を本格的に再開。沖縄芸術大学で非常勤講師も務める。
 独創的な舞踊を披露するのはダンスカンパニーDAZZLE(写真下段)。昨年、東京ワンピースタワー×イマーシブシアター「時の箱が開く時」をプロデュースして出演したが、チケットが7分でソールドアウトし、今年も再演!
 同作品の脚本・演出を担当する白鳥祐司は、次のように語る。「三味線による更なる音楽の創作を追及する上妻宏光という三味線プレイヤーと向き合った時『新選組副長・土方歳三』を描きたいと強く思いました。宮沢さんは土方歳三はもちろん、近藤勇や沖田総司も一人で演じます。上妻さんが演奏する楽曲は、この作品バージョンとして自身がアレンジしました。DAZZLEの皆さんは、新選組隊士の成長や葛藤、池田屋での出来事を繊細かつダイナミックに表現します。クライマックスでは、宮沢さんと上妻さんのコラボ作品『みだれ髪』をご堪能ください!」
【日時】10月12日(土)午後4時30分【場所】かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール【料金】5500円、未就学児入場不可【チケット・問合せ】TEL5670・2233