足立朝日

第十四中2年生 足立朝日で記者体験

掲載:2019年10月5日号
 第十四中学校(西竹の塚1‐8‐1/難波浩明校長)中学2年の北村文刀くんと湯川大和くんが9月6日(金)、職業体験の一環として足立朝日新聞で記者体験をした。
 午前中、今年創立15周年を迎えたシアター1010の佐々木太一郎館長を取材。名刺交換時には緊張していた2人は、佐々木館長の穏やかな笑顔と対応にすっかり安心した様子。公演作品の決め方や年間公演数など基本的な質問の他に、「北千住の魅力は?」(湯川)「毎年の定例公演は?」(北村)などについて熱心に訊いた。佐々木館長は、それぞれ次のように回答。「シアター1010があること。今では千住は常に『住みたい街』にランクインしている。シアター1010でも『いい街にはいい劇場がある』をコンセプトに、ブランドプロモーションを展開中。単なる劇場ではなく、情報発信の場として機能していきたい」「『高校演劇サマーフェスティバル』を毎年開催。関東圏の実力校8校と、足立区の中学校から選抜された生徒たちによる演劇は実に素晴らしい」
 午後は、足立区議会の鹿浜昭議長を取材(2面「ピープル」参照)。中学生記者の来訪を喜んだ同議長は、「議会の主な仕事は?」(北村)「議長になって良かったことは?」(湯川)などの質問に対して次のように回答した。「足立区の一般会計予算は2866億円。それをどのように使えば区民69万人のためになるかを考え、執行機関である足立区役所に対して提言し、議決すること」「区には沢山の団体があり、皆さんと話せること。交流が深まり、とてもうれしい」
 取材後、鹿浜議長自ら中学生記者を議場に案内し、昨年7月にここで「子ども議会」が行われたこと、本会議は中学生でも傍聴席で見学できることなどについて説明。さらに、各委員会が開かれる委員会室も案内し、中学生記者の興味を喚起した。
 終了後、北村記者は「下調べや質問を考えることが大変で、とても疲れたけれど、新聞を作りたくなった」、湯川記者は「初対面の立場ある大人を取材して、いっぱい考え、物の見方が変わった」と達成感溢れる笑顔で感想を語った。

写真上/佐々木館長を囲む湯川記者(左)と北村記者
下/鹿浜議長を取材中の北村記者(左)と湯川記者(中央)