足立朝日

Vol.18 かめあり亭 第46弾「新春寿寄席」

掲載:2019年11月5日号
実力派6人 リリオホールに集結!

 ファン待望の「かめあり亭新春寿寄席」来年1月の第46弾で、かめありリリオホールの初春を飾るのは次の6人だ。
 得意な古典落語の中でも廓話、圓朝噺に定評がある正統派「五街道雲助師匠」。怪談噺も実にリアルで、あまりの恐怖に観客がおののく。平成25年度(第64回)芸術選奨 文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)、2016年に紫綬褒章を受章した日本の宝。
 落語家が本職か、俳優が本職かと思えるほど映画・舞台での活躍が目覚ましい「林家正蔵師匠」。2005年に「こぶ平」から「正蔵」に襲名するまでの3年間で、50席の古典落語を体得したずば抜けた能力の持ち主。2014年から落語協会副会長を務める。
 ムーンウォークが特技でピアノ演奏が趣味の「柳家花緑師匠」。五代目柳家小さん師匠を祖父にもち、戦後最年少の22歳で真打昇進した逸材だ。新作落語や47都道府県落語を「洋服と椅子」で「同時代落語」として取り組み、落語の未来を切り拓く旗手として注目の存在。
 学習院大学文学部卒業のイメージそのままの「古今亭文菊師匠」。古今亭圓菊師匠門下となり、古典落語に真剣に取り組む姿勢が評価され、わずか10年で先輩28人を抜いての昇進という快挙を成した。その静かな面立ちが「人間としての基盤」を彷彿とさせる。
 入船亭扇辰師匠の上品で背筋が伸びた生き方と話芸を、黙々と継承している「入船亭小辰さん」。まだ30代半ばにも関わらず、上質なご隠居さんのムードが魅力。「噺家の手ぬぐい大賞」受賞の手ぬぐいは、入手困難という噂も。平成30年度 国立演芸場「花形演芸大賞」銀賞に輝く話芸が光る。
 モンゴル国立サーカスに留学経験があるジャグラーの「ストレート松浦さん」。2010年にテレビ番組「情熱大陸」に出演し、大きな話題となった。ジャグリング他、お手玉、中国ゴマ、皿回しなど自由自在に操る芸に加え、豊かなトークが観客を虜にしている。
 多種多彩な6人の芸を堪能できるのは、かめありリリオホールのみ!
【日時】2020年1月3日(金)午後1時30分開演【場所】かめありリリオホール【料金】3800円【問合せ】TEL5680・3333