足立朝日

足立学園 中・高で金メダルラッシュ 柔道の国際大会 決勝は同校対決

掲載:2019年12月5日号
 足立学園の中高の柔道部が11月9日(土)、10日(日)にフランスのアルヌ市で行われた招待試合の国際大会に出場。初の大舞台で輝かしい成績を残した。
 大会にはフランス、モロッコ、モルドバ、イギリス、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルク、ジョージア、スペイン、イタリアなどが参加。
 9日のミニムの部で、中学1年生が4階級を制覇。結果は残せなかったが、雲井稟大くん(中1)は左手の骨折を押して出場し健闘した。試合後は、各国選手が握手やハグで健闘を称えあい、写真を撮るなど交流。また、アルヌ市長を表敬訪問し、刺繍入りの黒帯を贈られるなど歓迎を受けた。
【ミニムの部】▼33㎏優勝=藤田一郎▼55㎏優勝=宮部蓮匠▼66㎏優勝=荒川琉正▼73㎏優勝=鏑木克優
 翌10日のカデの部に中3と高校生の4人が出場し、2階級で優勝した。
 60㎏級の決勝は足立学園同士が対戦。優勝した宮部真臣くんは中学55㎏の蓮匠くんの兄で、兄弟での優勝となった。
【カデの部】▼60㎏級優勝=宮部真臣(高1)▼60㎏級準優勝=天野武蔵(高1)▼66㎏級優勝=小野日向(中3)▼66㎏級ベスト8=関根梨翔(中3)
▽宮部真臣くん
「決勝を日本人同士でできるうれしさと同時に不安があった。日本でやるよりすごく緊張した。一番やりづらかった」
「外国人は間合いの取り方などが全然違った。どうやったら投げられるかとか、もっと自分の中で意識できたらなと思った。この大会で外国人と戦ったことを活かして、もっともっと上に行けるように頑張りたい」
▽天野武蔵くん
「日本の柔道の強さや技術を他国の人に証明できたと思う。決勝という大一番で、全力をぶつけられる宮部とできてうれしかったしホッとした」
「外国の選手はみんな力が強くて日本にないものを感じることができ、自分の課題がたくさんみつかったので、これからの練習に活かして上を目指せる選手になりたい」

写真上/ミニム出場者。手前から時計回りに雲井くん、宮部(弟)くん、鏑木くん、荒川くん、藤田くん
下/カデ優勝者とベスト8。左から徳原監督、関根くん、天野くん、宮部(兄)くん、小野くん、アルヌ市長