足立朝日

足立区と相馬市が災害協定

掲載:2007年6月5日号
◆◇足立区と相馬市が災害協定
玉ノ井親方の故郷が縁

 このほど足立区と福島県相馬市の間で、災害時における相互応援に関する協定が結ばれた。
 足立区ではこれまで自治体を含む41団体と協定を結んでいる。相馬市は玉ノ井部屋の玉ノ井親方の故郷である縁から、締結への準備を進めてきた。協定には災害時の備蓄物資の提供、被災住民の受け入れ、職員の派遣などによる相互応援が盛り込まれている。
 調印式は5月16日、相馬市代表6人、足立区代表7人が出席して、区長特別応接室で行われた。鈴木恒年区長が、「協定を結べたことは心強く大変うれしい」とした上で、「実現しないことを願っている」と災害発生を憂慮するコメント。立谷秀清相馬市長は「足立にあって相馬にないもの、その逆を補完しあうことが大事」と述べた。
  城下町の相馬市は馬追で有名な観光地。調印後は互いの街自慢に花を咲かせ、文化交流を通じて日ごろの信頼関係を構築することを確認しあった。


協定の調印を交わす鈴木区長と立谷相馬市長