11月の末に急に冷え込んだ東京も12月になだれ込んだ。この時期になると、もう、あわただしさばかりが募って、月の移動は「なだれ込む」という表現がふさわしい。
全般的には、気象庁の長期予報通り暖冬気味。忙しさも相まって何か季節の感覚があいまいだ。
足立区の紅葉の最大の名所と言えば、本紙で何度か紹介した伊興5丁目、伊興中学校そばの薬師寺。11月27日(水)、電話で話した浅川元之住職によると「山門あたりはまだ青いけれど、本堂に近い奥の方は紅くなりました。いい塩梅です。月末から12月初めにかけてがピークではないでしょうか」とのこと。
何せここは、80種以上のモミジが山門からトンネルを作り、錦絵のような美しさを現出する。同寺に生まれ、幼少の頃から樹木と自然が大好きだった浅川住職が、中学生の時に「この寺をツバキとモミジの寺にしよう」と決意し、自転車で植木の町・埼玉県安行まで苗木を買いに行き、せっせと植えた結果がこの紅葉の禅寺となった。
「和尚の一念、岩をも通す」という感じだが、イジメや車の暴走が相次ぐ殺伐としたこの時代に、樹木や大自然こそが最も必要とされる「特効薬」であると信じる。(編集長)
全般的には、気象庁の長期予報通り暖冬気味。忙しさも相まって何か季節の感覚があいまいだ。
足立区の紅葉の最大の名所と言えば、本紙で何度か紹介した伊興5丁目、伊興中学校そばの薬師寺。11月27日(水)、電話で話した浅川元之住職によると「山門あたりはまだ青いけれど、本堂に近い奥の方は紅くなりました。いい塩梅です。月末から12月初めにかけてがピークではないでしょうか」とのこと。
何せここは、80種以上のモミジが山門からトンネルを作り、錦絵のような美しさを現出する。同寺に生まれ、幼少の頃から樹木と自然が大好きだった浅川住職が、中学生の時に「この寺をツバキとモミジの寺にしよう」と決意し、自転車で植木の町・埼玉県安行まで苗木を買いに行き、せっせと植えた結果がこの紅葉の禅寺となった。
「和尚の一念、岩をも通す」という感じだが、イジメや車の暴走が相次ぐ殺伐としたこの時代に、樹木や大自然こそが最も必要とされる「特効薬」であると信じる。(編集長)