このコーナーが100回目、しかも新年最初の号ということで、何か「おめでたいこと」でも書かなければ、と思うが、そうは問屋が卸さない。
これが新年の静かなおごそかな雰囲気で、清少納言のように鬼才ならば「正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、……」(枕草子)などと書けるのだが、普段、花鳥風月の駄文しか書いていない身には、つらいものがある。
昨年、ある中学校で「職業人の話を聞く会」というイベントがあって、16人の職業人の一人として呼ばれ、12人の1年生を相手に話しをした。
話したいことは山ほどあったが、このネット全盛の時代に「新聞に興味を持って欲しい」「新聞記者になって欲しい」という気持ちを込めて話をした。具体的な経験談に基づき「人生至る所に青山あり」「常に『見たり聞いたり試したり』という積極的な気持ちを持つことが大切」と訴えた。
後日赤いリボンが付いた12人の感想文が届いた。その中に「新聞記者という仕事をめざしたい」と書いた子が男女一人ずついた。
君たち全員にこの言葉を贈る。「山が高いからと言って引き返してはならない。行けば必ず越えられる(モンゴルのことわざ)」(編集長)
これが新年の静かなおごそかな雰囲気で、清少納言のように鬼才ならば「正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、……」(枕草子)などと書けるのだが、普段、花鳥風月の駄文しか書いていない身には、つらいものがある。
昨年、ある中学校で「職業人の話を聞く会」というイベントがあって、16人の職業人の一人として呼ばれ、12人の1年生を相手に話しをした。
話したいことは山ほどあったが、このネット全盛の時代に「新聞に興味を持って欲しい」「新聞記者になって欲しい」という気持ちを込めて話をした。具体的な経験談に基づき「人生至る所に青山あり」「常に『見たり聞いたり試したり』という積極的な気持ちを持つことが大切」と訴えた。
後日赤いリボンが付いた12人の感想文が届いた。その中に「新聞記者という仕事をめざしたい」と書いた子が男女一人ずついた。
君たち全員にこの言葉を贈る。「山が高いからと言って引き返してはならない。行けば必ず越えられる(モンゴルのことわざ)」(編集長)