足立朝日

淵江高に中国の高校生が来校

掲載:2007年6月20日号
◆◇剣道やいなり寿司作り体験
淵江高に中国の高校生が来校

 東アジア地域支援政策の一環として、同会議参加国などから今後5年間、毎年6000人程度の高校生・大学生を中心とした青少年を日本に招く行事、「21世紀東アジア青少年大交流計画」。東アジアで良好な対日感情を促進することを目的としている。
  6月1日、淵江高校(出井衛一校長)に山東省・北京を中心に、中国から高校生19人が訪れ、授業の見学や調理体験、剣道の体験をした。
 剣道部の顧問・九石勇司先生は「日本と交流を深めて、正座の仕方をご両親に教えてあげてください」と挨拶。留学生は剣道部員の補助を受け、防具を身につけ竹刀を振る練習をした。生徒会長で剣道部部長の近藤祐也さんは「緊張したけど、ジェスチャーで楽しくやれた」とにっこり。
  調理体験は、家庭科部有志が身振り手振りで留学生に伝えながら、一緒にいなり寿司を作った。出来上がったいなり寿司と茶菓子を囲み交流会が行なわれた。
  参加した1~3年生の国際交流ボランティアの35人はテーブルごとに英語とジェスチャーを交え自己紹介しあい、メールアドレスを教えあうなど国境を越えた交流で心温まる時間を過ごした。
  留学生らは「日本の進んだ文化を学び、中国を知ってもらうために訪問しました。中日の距離を近づけるものになればと願います。中国の絵を持ってきました」と挨拶出井校長に贈られた。
  出井校長が部長を務める和太鼓部「ぶち合わせ太鼓」で、留学生らを名残惜しそうに見送った。


親しくなった留学生に「あ~ん」