足立朝日

潤徳女子高校 トイレアートで公園を明るく

掲載:2020年3月5日号
 潤徳女子高等学校の美術コースの生徒たちが、千住中居町公園のトイレをアートでイメージアップし、2月27日(金)、区役所で近藤やよい区長から感謝状を贈呈された。
 足立区が安全・安心・快適に利用できる公園づくりとして、平成30年度から取り組んでいる「あだちトイレアートProject」の一環。潤徳の生徒14人のデザインの中から留岡野々花さん(3年)の作品が選ばれ、昨年12月24日(火)、生徒たち自身が1日かけてトイレの外壁に描いた。
 感謝状贈呈式には11人の生徒が出席。区長は一人一人に感謝状を手渡し、「公園のトイレは汚いイメージだが、地元の方も明るくなったと喜んでいる。他にもアイデアを寄せて欲しい」と労った。
 採用されたデザインは、緑あふれる木とカラフルな鳥を描いたもの。留岡さんは「気持ちよく使ってもらえるよう、明るく爽やかなデザインにしました。誇らしいです」と笑顔で話した。ペイント作業は初対面の生徒も含め、2、3年生が協力しながら手分けして実施。絵のタッチや描き方が一人一人違うため、合わせるのに苦労したという。
 中尾芽生さん(2年)は「外部の人と直接コンタクトをとって一つのものを作り上げる機会は滅多にないので、良かった」と手応えを語った。
 感謝状贈呈式の出席者は次の通り(敬称略)。
▽3年=留岡野々花、浅山夏音、チャクマ・ミショリ、細川璃実、八木ことみ、藤田ひなり▽2年=中尾芽生、大久保瑠香、馬場春香、齊藤萌、中山ひなた、入倉愛夏、奥村まりあ、林史華▽1年=宮川莉奈

写真上/区長から感謝状を贈呈された=区役所で
下/デザインされたトイレ