足立朝日

4月29日(水・祝) 弁士ハルキによる無声映画 上映会

掲載:2020年4月5日号
 ドイツ表現主義の傑作「吸血鬼ノスフェラトゥ」や「最後の人」などの作品を手掛けたF・W・ムルナウがハリウッドに招かれて監督した第一作を人気の女性活動弁士ハルキが、七色の声と歯切れのよい語りで届ける。 
 今回も昨年同様、サンシャイン・シティで行われる「第24回自治体総合フェア2020」に連動する特別企画として実施される。
 この作品は、ドイツの文豪ヘルマン・ズーデルマンの短編小説を原作とし、莫大な制作費をかけて作られた作品。
 挿入字幕を極力省いて、映像での表現に重きを置き、アメリカ無声映画最後の傑作とも言われ、第1回アカデミー賞の芸術作品賞を受賞。さらに女優賞、撮影賞も受賞。日本でも、キネマ旬報ベスト10の第一位に輝いた。アメリカ無声映画の最晩期に作られた、まさに無声映画の完成型といえる。
【日時】4月29日(水・祝)午前10時半開演 
【場所】東京芸術センター2階ブルースタジオ(千住1-4-1/北千住駅西口徒歩約8分)
【上映作品】「サンライズ」1927年アメリカ フォックス作品(94分)監督/F・W・ムルナウ配役/男=ジョージ・オブライエン、男の妻=ジャネット・ダイナー、都会から来た女=マーガレット・リヴィングストンほか
【活動弁士】ハルキ
【料金】事前予約1000円、当日券1200円*全席自由席
【主催&問合せ】東京芸術センター TEL5354・4388

写真上/活動弁士ハルキ
下/上映会のチラシ