足立朝日

ジュニア国際柔道大会で優勝 足立学園の山本浩史さん

掲載:2007年7月5日号


 足立学園(松田憲雄校長)3年の山本浩史さんが、6月2・3日にベルリンで開かれたドイツジュニア国際柔道大会に60㎏級で出場、日本唯一の金メダルに輝く快挙を成し遂げた。
  4月には、国際ジュニア大会で最もレベルの高いロシアジュニア国際柔道大会に日本代表選手として出場し、見事銀メダルを獲得している。
  「ロシアで2位になっていたので、優勝したかった。世界大会は初めてなので挑戦者の気持ちでいけた」
足立学園仮校舎・旧十六中の
門の前で。日本代表選手の
ジャンパー姿の山本さん

と喜びを話す山本さん。60㎏級はほとんどの選手が身長160㎝の中、171㎝の長身を武器に、得意技の内股を繰り出す。その反面、減量の苦労は大きい。普段63㎏ある体重を絞るため、大会間際はサウナスーツのような減量着を着て攻め続けるハードな練習が加わる。「勝った時がうれしいから続けられる」と言う。
 小学生の時はバスケで活躍し、柔道を本格的に始めたのは中学に入ってから。最初は一番弱かったが、中3から試合ごとに実力を伸ばしてきた。徳原勉顧問は「オリンピックも狙える」と期待をかける。練習熱心じゃない、など飄々と話しながらも、「強い人とやるのが好き」と大物ぶりが覗く。
  6月24日の国体東京都予選で優勝。8月の全国高等学校柔道大会にも出場が決まっている。