足立朝日

JA東京スマイルが農家支援 給食用食材を一般販売

掲載:2020年4月5日号
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、区内小・中学校が3月初旬から春休みに入るまで休校になった。これにより給食がなくなり、野菜を出荷していた農家が「食材が余ってしまう」と困っていたため、JA東京スマイルでは、農家支援や野菜の廃棄をなくす目的で3月2日(月)から直売所や支店で「学校給食農作物の応援販売」を実施した。
 あだち菜の郷、高野、伊興、花畑、皿沼、北綾瀬の各支店では、午前中早い時間にコマツナやダイコン、キャベツ、長ネギ、ハクサイ、ナバナといった給食用に出荷予定だった野菜がズラリと並んだ。
 3月18日(水)のあだち菜の郷では、開店前に約40人が行列を作って待っていた。午前10時、オープンと同時に多くの来店者で店内は大混雑。30分もしないうちにほとんどの野菜が完売してしまった。袋いっぱいに野菜を買った人は「新鮮でおいしいくて安く野菜が買えて助かります。農家さんたちに感謝です」とうれしそう。農家の人たちからも「丹精こめて育てた野菜が無駄にならずに、皆さんにおいしく食べてもらえたようで良かった」という声があった。

写真上/野菜を買う人たちで混雑する店内=あだち菜の郷で
下/「あだち菜」とも呼ばれる足立区産の小松菜は大人気