足立朝日

ズボンドズボンJOY tour

掲載:2007年7月5日号




ZZの「ポップンソウル」は、口ずさみやすいメロディで
多くのファンを魅了する

 昨年5月6日の野音ライブ以来、沈黙を破ってズボンドズボン(以下ZZ)が、5月16日、ニューアルバム「JOY」を発売した。そのツアーが仙台を皮切りに全国7カ所で開催された。メジャーレーベルから発売された今作JOYは、オリコンアルバムデイリーランキングで13位を獲得。口ずさみやすくポップでソウルフルなメロディは、男女問わず多くのファンに支持されている。ツインボーカルjunko(27=足立区綾瀬小出身)と土屋礼央(30)の繊細で遊び心の詰まった詞も魅力的だ。
  『JOY』というネーミングは「人生の喜びの一瞬、それを味わえる人生の歓喜」をメンバーが込めたもの。アルバムの第一曲目「HOME」は、まさにそんな喜びや元気が詰まっている。
 ライブ序盤から礼央の声に合わせるjunkoの心地よいファルセットが冴え、掛け合いが楽しい。ドラムのガっちゃん(28)は、抜群のテクニック、ギターのシンヤ(28)も卓越したソロワークで観客を魅了。「ライブごとに魅せ方がうまくなっている!」と評判のとおり、1年の歳月は演出面でもZZを大きく成長させていた。会場をZZ一色に染めたメドレーを含む全15曲に、観客全員が『JOY』に浸った。
 ファンに向けてjunkoからメッセージ。「多くの人たちのサポート、会場に来てくれた皆さん、そしていつも応援してくれる皆さんのおかげで最高の『JOY』が生まれたツアーでした。大好きな下町で暮らして感じることができる『人情や情熱』とツアーで得たたくさんの『JOY』。このふたつはずっと変わって欲しくない、そう思います。これからも感謝を忘れず頑張っていきますので下町っ子・足立の皆さん、どうぞ応援よろしくお願いします!」
  某メジャーレーベル担当者に「ZZの未来が見えた!」と言わしめたJOYツアー。メジャーデビューを成し遂げて、全国にその歌声が響く日も近い。
【ライブ情報】
『pure music presents 鷹男2007!!』
日付 8月16日(木)
場所 Shibuya O―EAST
価格 前売 ¥3150
出演 ズボンドズボン他
一般チケット発売 7月14日(土)