足立朝日

わたしとあなたの足立・橋・物語No.8

掲載:2020年11月5日号
千住汐入大橋
(足立区千住曙町-荒川区南千住8丁目)

長さ 158.60m
架設 平成18年(2006年)
構造 2径間連続鋼箱桁橋


―墨田区横川在住、水野栄夫さんの手紙―
 私は隅田川に架かる橋を描くのが好きです。それぞれの橋は姿形、色など個性があり面白いです。千住汐入大橋は、橋きゃくから橋げたが左右にすっと伸び、とてもスマート。川が大きく曲がるところは鐘ヶ淵で、昔浮世絵師広重が合歓の木を入れて描いた風光明媚の地。近くには、造船所もあり、ここも私のお気に入りのスケッチポイントです。
―大淵澄夫の現地探訪記―
 住まいが近いこともあって散歩で渡る橋だ。越してきて間もなく、「渡り初め」に参加したことがある。荒川区からは神輿が参加して盛り上がった。ここは綾瀬川の元河口、鐘ヶ淵から下流を隅田川と呼んだという重要ポイント地点。川にある造船所は絵になる。浮世絵風にまとめて仕上げてみた。
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イラスト・大淵澄夫