足立朝日

「百物語」アンコール公演 シアター1010で

掲載:2020年12月5日号
 ファン待望の「百物語」アンコール公演が、シアター1010来春の舞台を飾る。第3弾となる今回は、夢枕獏「ちょうちんが割れた話」、筒井康隆「如菩薩段」、半村良「箪笥」、和田誠「おさる日記」に臨む。構成・演出は鴨下信一。プロデューサーとして第一夜から関わり続けている笹部博司は、白石の想いを代弁する。
 「1992年6月に『岩波ホール』で『百物語』第一夜がスタート。日曜日の夜のビジネス街は人がいないのに、岩波ホールの階段の10階から1階までお客さんが並んだ。白石も『ただ怖い話を読むだけでホールは埋まるの?』と心配していたので、満席と聞き大喜び。最初の50話は5年で終わったのに、それからが長くて17年、結局22年かけて2014年に浅草公会堂で九十九話を終了。白石も気持ちを晴れ晴れとさせて演劇に集中していたけれど、ある日、本棚に並ぶ『百物語』の台本を手に取ったところ、吸い込まれるように読みふけり、自分がこの作品に対してどれだけの愛情をもっていたかということを再確認。再演のリクエストが多かったことから、アンコール上演を決定。『百物語の始まりに皆さんをお連れします』で終わる口上を今、白石と一緒に作っていて、ほぼ完成。これからの全国公演は、新型コロナウイルスの影響で公演が危ぶまれたけれど、劇場の皆さん方が頑張って、公演を実現させてくれた。白石は『演劇はコロナに負けない』という思いで舞台に臨む。新型コロナは世界中を変えてしまい、おそらく元には戻らない。でも生きることと演劇をやることは直結している。だから演劇をやめられない。万全の準備をして、この公演を乗り切りたい。宮部みゆきさんは、怪談は人間への警告であり、教訓であると語っている。コロナも人類への警告であり、教訓なのかもしれない」
【日時】1月18日(月)午後3時30分【料金】5500円、フレンズ会員・足立区民割引あり、「足立区区内共通商品券・生きがい奨励金・プレミアム商品券」も利用可。未就学児入場不可【チケット】TEL5244・1011