足立朝日

◆◇ミュージカルもみの木
「夢をおいかけよう～ミュージカルがやりたい」


「最高の舞台にしたい！」、と本番に向けて猛稽古中
　区民が立ち上げたサークル「ミュージカルもみの木」が１周年を迎え、８月に第１回目の公演を行う。
　区民参加ミュージカル「しあわせなモミの木」が、シアター１０１０で上演されたのは04年と05年。劇場の完成に合わせて企画されたもので、子どもからお年寄りまで１００～２００人の区民が、プロの指導によるワークショップに参加。半年かけてダンス、歌、演技を学びながら努力を重ね、年齢を超えた仲間たちと感動の舞台を作り上げた。
　 参加者たちからの継続希望の訴えもあったが、事業は２年間で終了。「それでもミュージカルを続けたい」という熱い想いの有志が集まり、サークルとして活動してきた。
今回の初公演は、その想いを込めた『夢をおいかけよう～ミュージカルがやりたい～』。プロの舞台にも立つなど経験豊富な中川知子代表が、脚本・曲を手がけたオリジナル作品。エレクトーン教師の金澤久江さんが編曲、歌唱指導・振付はワークショップから引き続き劇団キンダースペースの団員が担当している。出演者は９～65歳の13人。
　物語は、劇場が閉館することになりミュージカルができなくなると知った子どもたちが、バラバラになりそうな困難を乗り越え、ミュージカルへの情熱を訴えるというもの。現実の姿と重なる部分も多く、心情が真に迫る。「ミュージカルがやりたい！」、生き生きとした姿から伝わる真っ直ぐな想いは、観客にも何かを気づかせてくれるはずだ。
日時　８月15日（水）夜７時、16日（木）午後12時、午後４時
場所　西新井文化ホール
料金　１０００円（全席自由）
チケット予約　℡０９０・８１１４・９５４０住吉