足立朝日

猫の不妊・去勢手術費助成要綱

掲載:2007年8月20日号
◆◇猫の不妊・去勢手術費助成要綱
 ノラ猫が殖えて、糞尿や鳴き声などの相談が相次いでいる区保健所。しかし、元はといえば心無い飼い主が、飼い猫や自宅で産まれた子猫を捨てたことが原因。外飼いなのに不妊去勢をしていない猫が多いことも要因のひとつ。飼い猫は近隣へ迷惑をかけさせないことや、事故、病気などから守るためにも、室内飼育を保健所は勧めている。
  産まれた子猫すべてに責任が持てなければ、メス猫には必ず不妊手術を! オス猫も繁殖防止、マーキングの減少、繁殖期のケンカによるケガや感染症防止のためにも去勢手術が必要。
 区では飼い主のいない不幸な猫をなくすために、7月から猫の不妊・去勢手術費助成要綱に基づき、手術費の助成を行なっている。これを契機に、猫によるトラブルを地域の問題としてとらえ、地域の方々の理解を得たい。エサやりやトイレ管理を適切に行い、不妊・去勢手術をし、飼い主のいない不幸な猫をゼロにすることが狙い。
  区内の猫対象。1350匹予定。手術は区と協定した動物病院。7月24日現在、オス・メス合計203匹。助成金額はメス4000円、オス2000円。
【動物愛護及び管理に関する法律】
●愛護動物をみだりに殺し、または傷つけた者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金
●愛護動物に対し、みだりに給餌または給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行なった者は、50万円以下の罰金
●愛護動物を遺棄した者は50万円以下の罰金
【問合せ】区保健所生活衛生課住居衛生係℡3880・5375